【FX】2023年5月第3週、相場分析&トレード戦略!今週はドル買い一択。その根拠と目線とは!?

トレーダーのみなさん、こんにちは!

先週はお休みをいただきすみません。
僕としたことがいわゆる「クソポジ」を抱えてしまい、やる気がなくなってしまっていました。(笑)
無事に解消しましたので、元気にもう一度再開しようと思います。

さて、先週は米CPIをはじめとして重要指標があったものの、ボラティリティーはちょっと微妙でしたね。
CPI発表後の値動きはなかなかのものでしたが、ドル円に至っては全戻しして週を引けてしまいました。

今週は特に大きな米指標はないものの、今後の相場を占う指標が数多く控えています。
また、FED高官の要人発言も数多く控えており、今週もヘッドライン相場となるかもしれませんね。

それでは、今週も頑張っていきましょう!

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目次

先週の相場分析

先週の通貨強弱

*上記画像はFX-labo様より引用。先週より公認スポンサーになりました☺︎
読者のみなさんも、通貨強弱のチェックはぜひFX-laboさんで!

先週の相場概観

先週は通貨強弱を見ての通り、前半がリスクオン、後半がリスクオフのような相場でした。

なんだかんだ、オセアニアの強さは否定できないんですよね。
リスクオフになると流石に売られてしまうわけですが、オーストラリアにしても、NZにしてももう少し利上げ幅がありますから、がっつり売られるということはなさそう。

とはいえ、やはりアメリカの地銀問題はちょっと追えていないのですが、忘れた頃にニュースが流れてきますね。
CPIのボラティリティーを見ても、相場の注目はこちらへ移行していそう。

米物価に関して言えば、先週はCPI・PPIともに下振れしたものの、金曜日のミシガン大消費者信頼感指数で長期期待インフレ率(5〜10年)が2011年以来の高水準になったことから急速にドル買いへ。
ミシガンはたまにこういう値動き作りますよね。
というのも、金曜日のあの時間はチョッピーな値動きがしやすいということでしょうか。
ドル円の週足なんかは、上髭なしで引けています。

あとは特記事項としては、ポンドでしょうか。
今週政策金利があり、予想通り利上げに踏み切ったわけですが、ベイリーBOE総裁から「利上げを一時停止できる時期に近づいている」とのアナウンスがありました。
あくまでお約束の「データ次第」としつつも、こういったアナウンスが出たことは見逃せません。
とはいえ、イギリスのCPIって全然落ち着いていないですからね・・・(笑)

ところで、先週のユーロはどうしてしまったのでしょうか。
最近強かったユーロ、今後も利上げを示唆しているにも関わらず、先週は最弱。
強かった分の反動、といえば簡単ですが、あまりにも弱すぎました。
政策金利が第1週にあって、その発表直後から急に弱くなったと記憶しています。
アメリカとの金利差が縮小し、それが意識されてより買われるかと思ったのですが・・・。

そして相変わらずカナダは弱いですね。
何でもかんでも原油に結びつけたらかわいそうなのですが、やはり原油の弱さは影響するのだと思います。

原油(週足)

1バレル60〜64ドルあたりを下に割れ出すと本格的に下がりそうですね。
原油がこれだけ落ち着いていれば、世界的なインフレが落ち着いてきているのが頷けます。
あとは単純に、カナダは利上げ停止国ですからね。
この二つだけを見ても、なかなか買われないのが分かります。

さて、先週はこんなものでしょうか。

これを受けての5月第3週。
大きく動き出すなら今週かと思います。
しっかり準備してトレードに臨みましょう!

ぷいらいおん

最近は少しトレンドレスですね。

ごま先生

それもそうなのですが、ヘッドラインに反応しすぎて少しやりずらさは否めません。

今週の相場分析

今週の重要経済指標

☆月曜日(5月15日)

・21:15〜カナダ住宅着工件数

・21:30〜NY連銀製造業景気指数

☆火曜日(5月16日)

※破綻した米銀2行の元幹部に対する公聴会予定

・10:30〜RBA議事録公表(5.2開催分)

・15:00〜イギリス雇用統計
*失業率【予想値:3.8%、前回値:3.8%】

・21:30〜消費者物価指数(カナダ)【予想値:4.2%、前回値:4.3%】

・21:30〜米小売売上高【予想値:0.8%、前回値:-1.0%】

・22:15〜鉱工業生産

・23:00〜ラガルドECB総裁発言

☆水曜日(5月17日)

・8:50〜第1四半期GDP(日本、一次速報)【予想値:0.2%、前回値:0.0%】

・10:30〜第1四半期賃金コスト指数(オーストラリア)

・18:50〜ベイリーBOE総裁発言

・21:30〜住宅着工件数(アメリカ)

・23:30〜週間原油在庫

☆木曜日(5月18日)

・10:30〜オーストラリア雇用統計
*失業率【予想値:3.3%、前回値:3.5%】

*新規雇用者数【予想値:2.50万人、前回値:5.30万人】

・21:30〜新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀景況指数

・23:00〜中古住宅販売件数、景気先行指数

・24:00〜マックレムBOC総裁発言

☆金曜日(5月19日)

・8:30〜消費者物価指数(日本)
*総合指数【予想値:3.5%、前回値:3.2%】

*コア指数【予想値:3.4%、前回値:3.1%】

・21:30〜小売売上高(カナダ)

・24:00〜パウエルFRB議長発言

・28:00〜ラガルドECB総裁発言

今週のトレード戦略

米ドルの方向性確定?ドル高で立ち回りたい。

金曜日のミシガンによって最終的にドル高で引けたということもあるのですが、やはりドルの底堅さといったら凄まじいものを感じます。

ドルインデックス(日足)

こちらはドルインデックスの日足
ついに大局が意識していそうな下降チャネルを上抜けました。
まだまだ日足長期移動平均線の下を推移していますので、あくまで「短期」的なものかもしれませんが、この形を見ると「下抜け失敗」でしょうね。
さすがに下抜けすると見ていたので少し意外です。

ドルインデックス(週足)

週足を見ても完璧な模様。
なんとしても101は割らせないという気合いを感じました。
これで来週下に抜けるものなら椅子から落ちます。

米国債10年利回り(日足)

こちらは米国債10年利回りの日足
ふむ。こちらはレンジですが、やはり3.2%のサポートは堅い様子。
このまま3.6%のレジスタンスを抜けるようなものなら相当強いドル高でしょうね。

USD/JPY(日足)

こちらはドル円日足
CPIで振り落としたドル円ロンガーを嘲笑うかのような上昇。
水曜日に作った高値、135.500付近を上抜けし、短期的なダブルトップの形となりました。
現在は日足長期移動平均線の下を推移していますが、いよいよ137.500を上に抜ける準備ができたか。

これで3度目の正直となります。
安値も少しずつ切り上げてきていますから、上に抜ける役者は揃いました。
140円台も近いかもしれませんね。

ただ、ドル円に関しては本当にヘッドライン次第とも言えるでしょう。
テクニカルでは圧倒的に上優勢ですが、ひとたびリスクオフの速報が届いてしまうと円が買われて水を刺されてしまいます。

個人的には、政策金利を引き上げる気がない円を買うのは嫌なので、円売り目線は大歓迎。
ただ、地合い的に、円が売られているというよりかはドルが買われている気もします。

円指数(週足)

ただ、この辺の判断は円指数を見れば解決しそうです。
ドル円の上昇と同時に、円指数も72.7付近を下に割っていれば本格的な円売りと言っていいでしょう。

判断材料がやや多めですが、相場は多角的に見るからこそ再現性が高まるものです。

ということで、ヘッドラインが厄介ですが、ドル円は買い目線で今週はいきたいと思います。

ぷいらいおん

今週はまた137ミドルの攻防を見れそうですね!抜けるならば積極的に買っていきたい!

ごま先生

あとは今週大量に控えているFED高官たちが何と言うかですね〜・・・

今週はドル買い一本。トレードするならこの3つ?

その他の全通貨ペアを整理しましたが、形として今週狙えそうなのはやはりドル高一本でAUD・NZD・CAD/USDの3通貨ペアでしょうか。
個人的には欧州通貨買い&資源国通貨売りを続けていきたいのですが、どうも先週の通貨強弱を見てしまうと手が出しづらい。
監視を続けていきはしますが、やはり今週の目玉は米ドルでしょう。

AUD/USD(週足)

まずはオジドル
正直、今の状態でショートもなしではないのですが、一応小さなレンジの中ですからね。
上値は0.688ということで、170pips上ですから、人によっては手を出しづらいかもしれません。

そんな人は0.655の水色水平線を明確に下抜けてから押し目を待ってショートを仕込むと良いと思います。
下値余地は十分。全然間に合いますね。

NZD/USD(週足)

こちらはニュージーランドドルですが、オジドルと形状はほぼ同じ。
下抜けを待ってのショートもありですし、先週の下落の強さを信じて即ショート、先週足高値にSLの週足トレードでも全然勝負になると思います。

ただ、下手したら今週の相場は全く動かないかもしれませんからね。
あくまで下抜けの可能性を信じてというわけですが、上にも下にもいくような相場になる場合だってありますから、やはりサポートを割ってからの方が安全だと思います。

USD/CAD(日足)

こちらはドルカナの日足。
上二つは週足ですが、ドルカナは少しミクロの視点で。

というのも、1.3645のピンク水平線を上に抜けた時、かなり面白い展開になりそうだからです。
オレンジの下降は週足レベルで引けるわけですが、4度目のトライとなります。
そうなれば流石に抜けます。相場の常識では。

オジドル、NZドル同様、直近のレジスタンスは気をつけたいところですが、もし上に抜けた暁にはリスクを取って勝負したい通貨ペアです。
アメリカはまだ利上げ余地あり、カナダは利上げ停止。
この点は常に頭に入れておきたい。
特にリスクオフに傾きやすい最近はやっぱりドル高の方が安心してポジション持てますからね。

以上です!
ドル円の上昇に伴うクロス円の上昇を狙うよりかは、単純にドル買いで立ち回りたい、そんな週となりそうです。

それでは、今週も頑張っていきましょう!

ぷいらいおん

このまま明確にドル買いのトレンドが出ると良いですね!

ごま先生

今週は大きな指標はありませんから、じっくりとリスクをとってトレードしたいものです。

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この記事を書いた人

本業は中高社会科教員の兼業FXトレーダー。某投資会社と契約し、現在プロップトレーダーとして真摯に相場と向き合っています。本業のスキルを活かし、教員らしく、分かりやすいように経済指標や世界情勢をお伝えします。愛称は「ごま先生」。「損益より値幅」がモットーです( ¯꒳ ¯ )ᐝ

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