トレーダーのみなさん、こんにちは。
当ブログ運営者の「ごまぷい」と申します。
2022年10月から主にファンダメンタルズ分析の記事を更新し、毎朝5分くらいで読者の方がファンダメンタルズが分かるよう、努めてまいりました。
各国の政策金利や消費者物価指数、雇用統計など、様々な経済指標がある中で、それらの結果(数字)を基に今後の見通し・展望をご提示する、これが当ブログの指針です。
もちろん、飛び込んできたニュースにも幅広く対応し、「どう相場に影響しそうか」を常に考えて記事を更新しております。
日々、当ブログの記事をご覧になられている方へは感謝しかありません。
今後とも、ぜひ応援してくださるとありがたいです。
さて、今回は、「【FX】ブラックNo.1の高校教員が教える、究極の兼業FX投資法!〜FXは『儲ける』ためにするのではない、『資産を築く』ためにするものだ〜」というタイトルをつけて、記事を作成してみました。
FXトレードをする方には、おそらく専業よりも、兼業の方の方が多いのではないでしょうか。
そして、この記事に辿り着いた方はきっと、兼業の方なのだと思います。
何を隠そう、僕は「ブラックな仕事」でよく取り上げられる「学校の教員」です。
それでも、2022年の大相場において無事に資産を増やすことができました。
具体的な数字を言うことは流石にできませんが、十分な利益を確保できたと思っています。
ここでよく、具体的な数字を取り上げて
「1000万稼ぎました!」
とか
「1億稼ぎました!」
とか、よく見かけますが、そんな明らかに嘘で、頭の悪い、悪質な釣り広告など私は一切しません。
(※本当なのかもしれませんけど、もし本当に稼げたなら数字はわざわざ言わないと思います。)
FXはタイトルにもある通り、「儲けるため」にするものではないのです。
そう、「資産を築くため」にする手段なのです。
ちょっと前置きが長くなってしまいました。
この記事は「本気で『資産形成』をしたい!」と思っている方、そしてさらに、それを「FXで成し遂げたい!」と思っている方にぜひ読んでいただきたいと思っています。
それでは早速、少し長くなりますが、お付き合いください・・・。
僕と一緒に兼業なりのFXへの向き合い方を学びましょう!
ごまぷいって一体なにもの?
This is 「ごまぷい」!
・年齢:26歳(1996年生まれ)
・学歴:大学院卒
・職業:高校社会科教員&プロップトレーダー(某金融ブローカーと契約したトレーダー)
・FX歴:4年目
あんまり興味がないかもしれませんが、「兼業」らしさを出すために書いてます(笑)
必要がない方は飛ばしてもらっても構いません。
もうこれまで何度も書いてますが、私ごまぷいは「高校社会科の教員」です。
中身は普通の教員なのです。
平日は朝は6:30に起きて出勤、毎時間のように授業をし、空いた時間があっても別の仕事。
部活の顧問でもあるので、帰るのはおおよそ19:00頃。
そこから寝るまでに授業準備をしたり、ブログを更新して、寝るのは大抵2:00頃です。
後天性のショートスリーパーなのです!
でも先生、いつも昼間にあくびしてまs・・・
してないです。
休みは土日ですが、土曜日は隔週でしか休みが取れず、日曜日は部活のため、20連勤などザラです。(笑)
え?それって労基法違反では?って?
もちろん違います。なぜなら部活は「趣味」だからです。(これが言えたらあなたは「教員」)
もちろん教員ですから、体育祭や文化祭、修学旅行などが1年を通して入ってきます。
ちなみに念の為書いておくと、教員はFX取引をすることが事実上可能です。
ただ、「副業」はもちろんダメです。
ほら、僕のブログ、他のと違ってどこにも広告がついてないでしょう?(笑)
このブログにおける収入はゼロです。これは自信をもって言えます。
さて、こんな日常の中で、2022年、僕は原初資金を2倍以上に増やすことができました。
とは言うものの、何か難しいことを始めたということは特にありません。
複雑なインジケーターをチャートに表示させたりだとか、EAを導入したりだとか。
こんなことしなくても、FXはトータルでプラスにすることができます。
ただただ、これからこの記事に書いたことだけを意識するだけで、見える世界が変わってくることは確かだと思います。
だって、僕ですら変わったのですから・・・。
ごまぷいの「負け続けた3年間・・・」
こんな偉そうに書いている僕ですが、今まで何度もFXを諦めようとしたことがあります。
だって、勝てないんですもん。(笑)
FXは9割が負ける世界。
これは確かに「言い過ぎ」と最近言われているわけですが、少なく見積もっても「4割」は年間でマイナスと言われています。
もちろん、僕もそうでした。
何をやっても、最初は上手くいくが結局ダメ。
これまで色々なことを経験してきました・・・。
あるちょっとした有名人のポジションを真似してみた
これ結構マジなのですが、今は姿をくらました、あの「3すくみ」で有名なA氏を、本当に信仰していた時期がありました。
当時はピカピカのFX1年生で、大学院1年生でした。
金融リテラシーのカケラもないですね。(笑)
A氏は「俺のポジをバンクオブアメリカあたりが狙っている!」みたいなことをツイートしてましたが、当時は本当だと思っていました。(笑)
だって、A氏のポジションが馬鹿げているんです。
10ロット(100万通貨)を複数個、表示させているわけですから、右も左も分からない僕は、ただただ損益の額を見て「スゲー!」と思っていました。
彼がドル円をショートと言えば、僕もできるだけ同じところで自信満々にショート。
当時は塾のバイトをしていて、出勤の電車でショートしたのは今でも覚えています。
当然勝つこともありましたが、結果的には負けました。(当たり前)
でも実際、2022年にもたくさん「インチキ」な人がいましたよね。
そして、その「インチキ」を崇拝している人は、未だにたくさんいます。
その崇拝している人たちや「教祖」のことを特に何とも思いませんが、多分この先もFXでは勝てないと思います。
というのも、「インチキ」と僕が呼ぶからには、当然根拠があるからです。
これら「インチキ」は共通して「ハイレバレッジ(以下「ハイレバ」)」&「少額資金」&「短期間」だからです。
2022年、歴史的な円安が世間で取り沙汰され、FXへの参入者は過去1番だったと聞いています。
そして、現段階で初心者の方はきっと、チャンスと言わんばかりにFXの世界へと足を踏み入れたのだと思います。
TwitterやInstagramなどのSNSの広告を見ていると、だいたい分かります。
どういった人にターゲットを絞っているか。
「ゲーム感覚で」「簡単に」「誰でも」稼げてしまうFX。
なんと魅力的なことでしょう。
でも、この記事を読んでいる方はきっと、こう思っていると思います。
「そんなに甘くない」と。
ただ、新規参入者をはじめ、いまだに「ハイレバ教」から抜け出せていない人にとって、FXとは「『儲ける』ツール」なのです。
今「ハイレバ教」と書きましたが、まさに「宗教」なのです。
いくらやめた方がいいといっても、絶対に首を縦に振りません。
まぁ、トレードは多種多様で正解はありませんから、好きにすれば良いと思っていますが、5年、10年後に生き残っているのは確実に僕だと思います。
「ごまぷい」教だなんてどうだろうか!
絶対やめた方がいいと思います。とにかくダサいです。
値頃感でポジションを取って眠れない夜を過ごした
これもあるあるではないでしょうか。(笑)
何かしらの原因で、相場が急激に動き、「この辺で一旦止まるだろう」と思い切ってエントリー。
だがしかし、そんな運良く止まるわけがなく、不安になってずっとチャートを見て眠れない・・・。
本当によくやりました。
「二度とやらない」と決意した次の月にはまた同じことしてます。
しかもそう言う時に限ってレバレッジ上げてしまっているんですよね、だから眠れない。
さらにさらに、ゴールド(金、XAU/USD)ショートなんてやってしまっているのです。
こいつは本当に悪いヤツで、適当に取ったポジションは絶対に簡単には許してくれません。
何してるんだか・・・。と何度も自分が嫌になりました。
これも、自分にとっては良い経験となりました・・・。
魂込めて、自信満々にココでショーーート!超ド短期だから逆指値なし!
君は「相場の神様」か何かか?
たくさんナンピンをして死にかけた
ナンピンって不思議なものですよね。
漢字で書くと「難平」であり、自分のポジションを救うためにあるものにも関わらず、何故かいつの間にか自分の首を絞めているんですよね。
そして雪だるま式に含み損が増えていき、しまいには維持率ギリギリに・・・。
単純に下手なだけなのですが、とにかくやってはいけないことです。
もちろん、効果的なナンピンもありますが、あくまでそれは「当初のプラン通り」でなければなりません。
上に祈るようにナンピンしたところで、「燃料」にされるだけなのです・・・。
どうして日頃の行いは完璧なのに助けてくれないの・・・。
日頃のトレードがダメだからです。
誰だかよく分からない人の「教科書」を買った
いわゆる商材を買いました。
どのインジケーターの教科書か言ってしまうと色々とまずい気がするので書きませんが、ヒントだけ言えば3本の「ライン」を組み合わせて「波」を読むアレです。(Rから始まる3文字のインジ)
よくもまぁ、反発を狙った安易な逆張りをして負けたものです。
当時は大学院生で、お金があまりない中での約3万円はなかなか高く、さらにそれを知ってしまったがためのトレードで損失をたくさん出しましたから、もう踏んだり蹴ったりです。
この手の商材ってずるいんですよね。
読めば読むほど勝てる気がする、簡単な気がするのに、いざ実践すると負ける。
だがしかし、商材の発売元は上手くいっているから、「きっと使い方が悪い自分のせいだ」と思い込む。
まぁ、上手くいっているというか、上手く見せているだけなんでしょうけどね(笑)
商材全てを否定するわけではありませんが、特に「テクニカル系」「EA系」の商材は気をつけてください。
そもそも何で「商材」として売るのだろう。自分が苦労して手に入れたものだろうに。
多分、それを使ったトレードで勝てないから、他の誰かを巻き込みたいのだと思います。
他にも、たくさんのヤラカシがありましたが、あまり長くなっても仕方ないのでこの辺で。
でも、これらの経験が、今の自分をつくっているといっても過言ではなく、今となっては良い思い出です。
それでは、いよいよ本編です。
兼業として、相場に対してどう向き合うべきなのか。
僕自身の見解を書いていきたいと思います。
兼業FXトレーダーの相場への向き合い方
ここからは、僕が感銘を受けた「言葉」を紹介しながら、書いていきたいと思います。
この記事を読んでくださった方の心に、僕と同じように響いてくれたらいいな・・・なんて。
FXは「儲けるため」にするのではない、「資産を築くため」にするものだ
タイトルにある通り、僕自身が2022年に一番響いた言葉です。
なるほど、まさにその通りだな、と。
トレードは「損失割合」を常に考える
FXはどこか、一種のギャンブル的な要素を孕む時があります。
というのも、レバレッジをかけられるわけですから、誰でも「ギャンブル」にすることができます。
でも、やっぱりこれは違うと思うのです。
FXを始めるキッカケは正直なんでも良いと思います。
しかし、「お金を得る」という行為を「儲ける」に変換するか、「資産を築く」にするかでは、大きな違いがあると思います。
これを受けて、僕は、「1トレードにおける損失は最大でも資金の3%まで」という鉄板ルールを作っています。
例えばドル円をロング(買い)するとき・・・
建値が136.500であって、逆指値を136.000にするとします。
そうすると50pipsの損となりますので、この時点でロットサイズが確定します。
資金が100万円であれば、3%だと損失は3万円が上限ですので、ロットは6万通貨が限界となります。
ただですね、3%のリスクを取り続けるのは、なかなか厳しいものです。
僕としても常に3%のリスクは取りません。
基本的には1%。これが個人的にはちょうど良いなと思っています。
そして自信があるときは2%。
自信があるが、思ったより逆行してしまった時にはナンピンをしてトータル3%。
ちなみに、リスクリワードが、資金の3%を超えるトレードは「ハイレバ」扱いをします。
というかそれはギャンブルです。
FXは利益と損失が紙一重。
得られるであろう利益は、逆に失う可能性もあるわけです。
FXはどちらかと言うと、「いくら損失を出す可能性があるか」を真っ先に考える必要があると思います。
そうすると、人間は勝手に臆病になります。
でもそれで良いと個人的に思うのです。少し臆病なくらいがちょうどいいです。
この記事を読んでいる「本気で『資産形成』をしたい」方はぜひ、損失割合を考慮した上でトレードしてみてください。
今、その時に急いで稼ごうとしなくても、長い目で見て資金が増えていればいいのです。
同じ「お金を手に入れる」でも「資産を築く」に変換すると、なんだか落ち着いてトレードができそうです。
そうそう。長い目で見て、原初資金より増えていればOKなのです。
FXの「引き分け」は実質の「勝ち」
FXは「負けて当たり前」の世界だと認識しています。
なぜなら、「一般人」の僕たちがこの世界で生き抜くのは至難の業だからです。
例えば、「FXは札束の殴り合い」と表現されることがあります。
資金があればあるほど有利だ、ということですね。
この言葉は間違いないです。
同じ1万通貨のエントリーでも、10万を元手している人と、1000万を元手にした人ではまるっきり世界が違います。
ただですね、10万と1000万の違いならまだかわいい方で、この世界には億単位でトレードしている人なんてザラですし、もっと極端なことを言えば、日銀の介入は数兆円規模で円買いを仕掛けてくるのです。
さらにさらに言えば、令和の時代には「スーパーコンピューター」、通称「スパコン」があります。
人間が作ったくせに、人間よりも遥かに早いスピードで処理するスパコン。
日本には「富岳(ふがく)」という富士通のスパコンが有名ですね。
当然、トレードの世界にも君臨します。
ヤツらは1秒間に何百回、何千回、もしかしたら何万回以上も取引することができます。
こんな素晴らしい世界にいる僕たち「一般人」が、素手で戦って勝てるわけがありません。
だからこそ、僕たち人間は、常に失敗と反省を繰り返し、少しずつ改善していくことで、ヤツらと対峙できるのです。
逆に思考停止に陥った人間は、確実に負けます。
目先の利益に目が眩んで「儲けるため」にトレードしていると、いつか確実に足元をすくわれます。
FXは何よりも「準備」が大事。
エントリーの前に自分なりのビジョンを描き、いかにそのビジョン通りの行動を取れるか。
まずはこれが基本だと思います。
その中で、ある程度利益が乗ったら「建値に逆指値を移動する」ことが極めて有効です。
本来なら勝てるはずがない勝負を、最低でも「引き分け」に持ち込む。
もうこれは実質「勝ち」みたいなものです。
なぜなら、正味、建値に逆指値を移動できるということは、いつでも利食いができる状態だからです。
あとは、利益を伸ばすなり、半分利食いをして放置するなりすればいいのです。
また、思わぬ事故も防げます。
落ち着いてトレードができるようにするためにも、しっかりと最低でも「引き分け」に持ち込みましょう。
常にリスクを考えてエントリーをすることが大事なんですね。
その通りです。そうすればきっと、結果はついてくると思います。
出金せずに、複利で回せ
FXの口座に資金を入れているということは、当然、常にリスクに晒されていると言っても過言ではありません。
ただですね、これって結局、銀行に資金入れているリスクと大して変わりません。
この2022年、僕たちの貯金は急激な円安によって「いつの間にか」勝手に価値が下がりました。
これもれっきとした一つのリスクです。
でもきっと僕とは逆に、出金を勧める人は多分納得しないと思います。
それは、トレードをしている最中にフラッシュクラッシュやスイスフランショックレベルの事故を、真正面から受けて失う可能性があるからだと思います。
もしくは、まさか、まさかですけど「ハイレバ」トレードに失敗して、ゼロカットor強制ロスカットするくらいなら、出金しておいて損失は固定した方がいい的なことを言ってくるかもしれません(笑)
申し訳ないですがこの手の手法は、僕と真逆に位置する手法なので、相手にはしません。
FXは資産形成の手段です。「ゼロカを背に」トレードするなんて全く意味が分かりませんし、なぜ出金するのか分かりません。
今時、投資初心者のやる積み立てNISAやiDeCoですら、中途出金は推奨されてないくらいなのに。
だって、「ゼロカを背に」は論外として、先ほど書いた「損失割合」を考えていれば出金なんてする気にならないからです。
例えば、リスクリワード1:1、損失割合2%のトレードを続けるとします。
つまり、2%得するか、2%損するかのトレードです。
となると、口座に10万円入っていれば2000円を得ることができます。
これが資金100万なら2万円、1000万なら20万円、一度の利益確定で手に入ります(逆に失うのも同じですが)。
どう考えても資金が豊富な方が良いですよね。
自分のトレードに自信がなくてちまちま出金したり、お金がないから出金するくらいなら、FXはやめた方がいいです。
あくまで余剰資金でトレードするのは、もはやこの世界の暗黙の了解ですからね。
ちなみに、損失割合の上限を3%にしていれば10連敗しても資金の半分以上残ります。
心配な人がいそうなので、こちらで計算しましたが、
損失3%を出し続けたら23連敗目で、2%ならば35連敗目で、1%なら69連敗目に元金が半分になります。
いや、あの・・・「連敗」ですからね。(笑)
つまり、損失を上限3%で固定すれば、資金が激減することはないということです。
だからこそ出金せずに、原初資金(元金)と利益を元手にトレードしていく方が効率が良いのです。
これを「複利で回す」と呼びます。
そして僕はさらに、月初に追加で2万円、口座に追い金します。
いわゆる、資産形成における「積み立て」的な意味合いで。
さて、少し現実的な話をしましょう。
もし、来年(2023年)1月から、原初資金(元金・元手)が50万円、月に月初資金の5%を安定して稼ぎ、2万円ずつ毎月積み立てしていったら、5年後(2027年12月)、最初の50万円はどれほどの資産になっているのでしょうか。
簡単に計算しましたので、下の表をご覧ください。
ご覧の通り、5年後の2027年12月の月末資産をみると、50万円が1639万円に膨れ上がりました。
これが「複利」の力です。
ちなみに、せっかく作ったので月利10%で運用した場合のシミュレーションも載せておきます。
月利10%にすると、なんと5年後には2億1291万になります。(真顔)
まぁ、さすがに月利10%を60ヶ月連続とるというのは極めてハイレベルですが、計算だけすればそうなるということです。
FXは資産形成の手段。
ゆっくり、じっくり資産を増やしていきましょう!
先生、もし元金が100万円、月利5%で回したらいつ「億り人」になれますか!?
単純計算したら88ヶ月目(7年4ヶ月目)で達成できるみたいです。
損益より値幅を取れ
金額よりもpipsを気にするべき
あらかじめ、言っておきます。
これはごまぷいがモットーにしている、ごまぷい発案の言葉です(笑)
でも、FXにおいて、とっても大事なことではないですか?
1万円を稼ぐためのトレードよりも、100pipsを目指すトレードの方が絶対に未来へ繋がると思います。
もちろん、この100pipsが1万円の利益だとしてもです。
FXは資産形成のためにするものであるならば、とにかく「儲ける」ことを急いではいけません。
だからこそ、僕は「スイング(寄りの)トレード」を推奨します。
兼業はとにかく時間の使い方が大事です。
チャートを見ることができる時間は、きっと限られているはず。
「トレンドは否定されるまで続く」なんて言葉があります。
ひとたび、大きなトレンドに乗ることができれば、放っておいても含み益が増えていきます。
時間がないからこそ、エントリーの前の「準備」に時間をかけ、あとはレートや相場をチラチラ確認する。
これが一番効率が良く、兼業の方に合っているスタイルだと思います。
こちら、2022.12.19現在のNZD/CAD。通称キウカナです。
僕のブログを10月から見ていただいている方はきっと分かると思いますが、僕が今年最も悔しい思いをしたキウカナ。
テクニカル的にも、ファンダメンタルズ的にも完璧なロングだったのですが・・・(涙)
そんなことは置いておいて、現在進行中でアップトレンドです。
これが、「トレンドは否定されるまで続く」の典型例。
もちろん、ここまで一方通行に上昇する例はなかなかありませんが、このトレンドを掴めるのならば、レバレッジを張ったエントリーなんて全くもって必要ありませんね。
スインガーのみが取ることのできる相場でした。
ちなみに、僕自身は0.80000からロングエントリーをしていました。
今頃730pipsでしたね・・・(笑)
もしまだポジションがあったら・・・。
先生!また来年、切り替えていきましょ!
兼業にオススメなのは「4時間足」
僕のメイン時間足は「4時間足」です。
もちろん、それより上位の8時間足、日足、週足、月足も見ていますが、エントリーの際には4時間足を気にします。
4時間足は冬時間だと、東京時間の7:00、11:00、15:00、19:00、23:00、27:00に確定します。
7:00は早朝過ぎるので基本スルー、27:00は起きていられないのでスルー。
となると、僕がエントリーできる機会があるのは1日で4回ということになります。
4回と言っても人によっては「多い」と思う人もいるのではないでしょうか。
もちろん、ローソク足が確定すれば絶対エントリーするわけではありません。
ノートレードの日なんてザラです。
まずは毎朝、先日からの相場認識・流れや、その日の経済指標をチェック。
そして監視通貨ペアを全てチェックし、狙えそうな通貨ペアを選別。
あとは、ローソク足が確定するのを待つのみです。
僕がこうして「4時間足」を兼業の方に勧めるのはいくつか理由があります。
①リベンジトレードの防止
人間、どうしても負けが込むと、それを取り返そうと自然にしてしまいます。
ただ、そうして「ポジポジ病」に陥った結果、うまくいった例はあまりありません。
まして、傷口を広げたら本末転倒。
ちなみにですが、僕はローソク足の確定を基本的に待ちます。
トレードにおいては「曖昧さ」を排除したいから、という理由です。
なかには、一個前のローソク足の高値安値に逆指値を置いてエントリーするなんて方法があるのですが、個人的に、髭で戻されると嫌なんですよね。
もちろん、確定を待つ以上、エントリー位置は若干不利な位置になることが多いです。
そこはしっかりと損失を決めたロットで調整し、うまく立ち回ります。
②チャートをずっと見ていてもキリがないから
いくらチャートを眺めていたって、自分の思い通りに動くことはほとんどありません。
だったら決められた時間にチャートを見て、エントリーをするかどうか決める。
見るのは4時間足ですから、先ほども書いた通り、チェックは1日4回です。
この方がよっぽど、本業の方に集中できます。
もちろん、あくまで「準備」ができていることが前提ですが・・・。
③多くの人が「4時間足」を見ているから
これはあくまで体感ですが、スキャルピングが軸の人も、デイトレードが軸の人も、スイングトレードが軸の人も、4時間足はMTF(マルチ・タイム・フレーム)分析において非常によく見ている印象です。
相場は生き物であり、「みんなが見ているもの」ほど、よく効きます。
例えば、4時間足の200日移動平均線を表示させていたり、見ている人は多いのではないでしょうか。
だからこそ、実際の相場でも、反発することが多いのです。
(※ちなみに、僕個人的には移動平均線タッチのエントリーは、移動平均線の本質を捉えられていないように思えるので、おすすめはしません。今度、時間ができたら記事にしようと思います。)
以上が、僕が4時間足トレードを勧める理由です。
共感していただいた方はぜひ、ご参考ください。
相場チェックの時間が決まっていると、本業とうまく折り合いがつけられそうですね!
その通り。ローソク足の確定まで4時間もあれば、万全な「準備」ができますし、メンタル面もかなり安定します。
念の為・・・
文章を書いていて、いくつか注意書きをしておく必要があると感じたので追記します。
まず、「スイングトレード」を勧めているのは間違いありませんが、その他のスタイルを否定したわけでは全くありません。
偉そうに書いている僕なんか、例えば2022年12月、相場に尽く意地悪され、結果がなかなか伴いませんでした。
相場は自分の思うように動いてくれないもの。
僕がいくらスイングトレードしたいと言ったって、レンジ相場は何度も来ますし、来てしまうと僕のパフォーマンスにブレーキがかかります。
ただ、仕方ないですよね。受け入れるしかないのです。
そういう時はデイトレやスキャルにスタイルチェンジすることも当然あります。
ですが、「資産形成」の観点から考えると、スイングトレードの方に分があるかなというだけです。
そしてもう一点、エントリー条件を確認するのは、4時間足確定のタイミングですが、エントリーするタイミングはその時間に準じません。
つまり、15:00にローソク足確定を確認し、それ以後は頻繁にチャートを見てエントリーできるタイミングを窺う、ということです。
チャートは1日に4回だけ見れば上手くいくという訳では決してありませんので、お間違えなきよう、ご参考ください。
利確は運、損切りは腕
損切りはトレードの技術である
この言葉も響きました。
『あと数pipsで利益確定だったのに・・・』
なんてことありませんか?
僕は今年、何度もありました。
それを嘆いていた時、僕の人生の先輩からこう言われたのです。
あぁ、なるほど。
利確なんて運に過ぎないのだ、と。
先ほど自分で書いた通り、本来なら負けて当然の世界で、利確なんて立派なことができるだけ、運がいいです。
そう、僕たちが意識せねばならないというか、絶対に守らねばならないのは「逆指値」です。
たまに逆指値を無闇に移動したり消したりしている方を見かけますが、それはある意味、「緩やかな自殺」です。
意味があったり、想定内であれば別に構わないのですが、やっぱり、元々意図していない損切りずらしは良くないです。
相場は本当に面白いもので、自分が置いた逆指値は「正解」であることはよくあることではありませんか?
『予定していたレートで損切りしていたらこんなことにならなかったのに・・・。』
僕もよくやってしまったことがあります。
人間、負けを受け入れることは無意識に逃避したくなるものですが、逃げずに黙ってさくっと損切りしましょう。
それが髭で戻されたっていいです。また入り直せばいいし、次回はもう少し遠くに逆指値を置いてみましょう。
とにかく、損切りしようかどうかダラダラ悩むことが一番無駄です。
そもそも、切ろうか悩んでいる時点でロットが大き過ぎるか、再現性のないトレードをしているかですから・・・。
うぅ・・・、ここは耐えるべきか切るべきか・・・。よし、こうなったら全資金をかけて耐えてみせる!!!
だめです。今すぐ損切りしてください。
勝率なんて気にする必要はない
FXの世界において「勝率が100%」と聞いたらみなさんはどう思いますか?
僕なら漏れなくそんな手法やEAはインチキだと思います。
この負けて当然の世界で、勝率100%なんて絶対にあり得ないからです。
では90%は?80%は?
うーん。これは悩みますが、間違いなく疑うと思います。
というかですね、ぶっちゃけた話、勝率なんて気にする必要がないし、10%でもいいです。
例えば、10pipsの損切りを9回、100pipsの利確を1回したとします。
勝率は10%、トータルで10pips勝ってます。
これが現実ですし、これで良いと僕は思います。
確かに、リスクリワード10:1のトレードをしているわけですから、なかなかシビアな戦いをしているのは間違いないのですが、実際のところ、FXはこんなものではないでしょうか。
この世の中には「バルサラの破産確率」なんてものがあります。
勝率と損益率(平均獲得pips÷平均損失pips)の2つから、将来破産するであろう確率を出した優れものです。
せっかくなので、僕が先ほど勧めた損失割合を2%で固定した時の破産確率を引用しておきます。
そして、僕の「『嘘偽りのない』2022年投資結果」も同時に載せます。
勝率は45.8%、損益率は1.5ですので、表を見てみると・・・
お!破産確率0%ですね!(ニッコリ)
まぁ、スインガー名乗るに損益率1.5っていうのは物足りないのですが、なんかよかったです。(笑)
来年は損益率2.0を目指したいですし、実現してみせます!
今年は歴史的な円安をはじめとして、本当に色々ありましたね。ボラティリティーが高いことはありがたいことですが、来年はどうなることやら・・・。
2022年のドル円の終値は一体どこになるんでしょうか・・・(笑)
何事においても「プロ意識」を持て
最後に、この言葉を紹介します。
私たちは仕事をすることで、誰かしらからその労働の対価としてお金をもらう生き物です。
もちろん、逆に対価を払うこともありますね。
そしてお金をもらう以上、やはり「プロ意識」を持つことは必然的に必要だと思います。
それは正規の人間だろうが、非正規やバイトだろうが、です。
例えば、イタリアンレストランに行った時、おすすめのワインを聞いたら「私はバイトなのでわかりません」と言われたとします。
確かに、これは「バイトだから」仕方ないのかもしれません。
けれど、いざワインを注文したら、そのバイトはテーブルまで運んでくるはず。
ですが、もし、その運んだワインが一体どんなものなのかバイト本人が分からずに運んでいるのだとしたら、僕はバイトだろうが何だろうが接客失格だと思います。
なんでこんな話を持ってきたかと言うと、この「バイト」、昔の僕だからです。(笑)
お客さんにおすすめを聞かれては、オーナーの元へいって確認するを繰り返していたある時、オーナーに言われました。
「お前は接客している以上、お客さんにとっては『バイト』ではなくウチの一人の『店員』なんだから、プロ意識を持って分からないなら自分で勉強しようとしろ」と。
まさにその通りでした。
ちなみにその日から、お店で出るワインの産地や口当たりなどオーナーと勉強し、お客さんに喜んでもらえるようになりました。
なんでこの話を持ってきたかというと、実は僕、上記の職業の欄にもしれっと記載しましたが、プロップトレーダーでもあるからです。
プロップトレーダーとは、会社の資金を使ってFXや先物、株の取引を行う人間のこと。
日本ではあまりメジャーではありませんが、海外では当然のように存在する職業です。
そして今年の秋頃、ある金融ブローカーさんからお声がかかり、絶賛活動中なのです。
まだ月日が浅いので本格的には動いていませんが、既に「他人のお金」を資金としてトレードを始めています。
一応、100%自分の資金が入ったメイン口座と並行してトレードしていますが、やはりプロップの口座を動かすときの緊張感は凄まじいです。
でも、その緊張感が逆に今の自分を作り上げているとも感じています。
プロップである以上、事前に打合せているエントリー方法や損切りの基準などを勝手に変えることはできませんし、なんせ結果を出さなければいけないというプレッシャーがあります。
だって、金融ブローカーさんの資金、そしてさらにそのバックにいるお客さんの資金を僕が動かしているわけです。
資金の規模は何万、何十万のレベルではもちろんありません。
だからこそ、常に「プロ意識」は必要だと今年感じました。
僕の場合は、こうしてプロップとして生きているからこそなのですが、別に個人で活動していたって一緒です。
やるからには本気でやる。遊びで金が増えるほど甘い世界ではありません。
プロップトレーダーの「プロ」って「プロフェッショナル」の「プロ」だったんですね!
違います。「プロップファーム」の「プロップ」です。
まとめ・・・
最後まで長い間、お付き合いいただいた読者の方、本当にありがとうございます。
この記事を書くのに、相当な時間がかかりましたが、読んでいただいただけで報われた気持ちになります。
僕と同じ兼業の方、いかがだったでしょうか。
もちろん、もし専業の方も読まれてましたらぜひ、Twitterにて交流していただけると幸いです。
最後にまとめとして、もう一度!
- FXは「儲けるため」にするのではない、「確固たる資産を築くため」にするものだ
- トレードは「損失割合」を常に考える
- FXの「引き分け」は実質の「勝ち」
- 出金せずに、複利で回せ
- 損益より値幅を取れ
- 金額よりもpipsを気にするべき
- 兼業にオススメなのは「4時間足」
- 利確は運、損切りは腕
- 損切りはトレードの技術である
- 勝率なんて気にする必要はない
- 何事においても「プロ意識」を持て
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それでは2022年、本当にありがとうございました!
2023年も何卒、よろしくお願いいたします!
2023年も、僕と一緒にコツコツ頑張りましょー!
これからも、できるだけ分かりやすい記事が書けるように僕も頑張ります!