トレーダーのみなさん、こんにちは。
先週はサウジアラビアによる原油減産のニュースに始まり、ISM・ADP・雇用統計といった重要米指標に加え、豪・NZ政策金利と大忙しの1週間でしたね。
ただ、ボラティリティーは申し分ありませんが、いまいち大きなトレンドは出ていない感触があります。
特に米ドルに関してはイマイチ方向感に欠けるような・・・。
さて、今週のメインはやはり水曜日の米CPI(消費者物価指数)でしょう。
毎月のように鈍化していますが、今月も鈍化予想。
ただし、コア部分に関しては依然強気。
もしコア部分もコケるのだとしたら、一気に金利正常化を期待するドル売りとなるでしょう。
それでは、今週も頑張っていきましょう!
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先週の相場分析
先週の通貨強弱チェック
先週の相場概観
グラフを見ての通り、先週弱い通貨ははっきりしていますね。
そう。資源国通貨です。
先週、こちらの記事を書きましたが、読んでいただけましたでしょうか。
記事内において、こうタイトルをつけました。
「売るならばオセアニア通貨&カナダドル」
と。
なかなか良い目線だったと自覚しています(笑)
もちろん、自分で書いたからにはポジションももっており、こちらに関しては後述しますが、現在ポンドオージーをロング中。
もうすでに半分利食いが入っており、「375.8pips」は確保いたしました。
さて、ポジションのことは一旦置いておいて、先週の相場を軽く振り返りましょう。
はじめに書いた通り、先週はサウジアラビアの原油減産のニュースが土日に入っていたことから、資源国通貨は買いで反応。
米ドル・円・スイスのリスクオフ3兄弟が弱い、完全リスクオン状態でした。
ただ、流れが変わったのは火曜日。
豪中銀政策金利ですね。
結果は予想通り据え置き。これでカナダに続いて利上げストップ国となりました。
これを受けて大きく豪ドルが売られ、週を通して弱い展開に。
同じく、水曜日にはNZ中銀政策金利がありました。
こちらはなんとサプライズ50bp利上げ(予想は25bp)。
もちろん、NZドルは大きく買われましたが、残念ながら息が持たず。
週後半は弱い展開に。
そして、NZが利上げをしたことから一緒に買われた豪ドルは、むしろNZとオーストラリアの「金利差」が意識され、さらに売りに拍車がかかる展開。
個人的には「それみたことか」といった感じでした(笑)
ISMも製造業・非製造業ともにさえない数字。
ADPに関しては「本当に信用できない経済指標だな」と思わせるほど、相変わらず雇用統計との差が歴然となりました。
肝心の雇用統計は概ね予想通り。
金曜日はイースターということで、日本以外の国が休場だったことから完全に薄商い。
値動きも想像してた割には乏しい相場となりました。
米ドルは週を通して弱い通貨となりましたね。
金曜日の雇用統計でドル円は1円弱、ショートカバーが入りましたが、来週はどうも続かなそうです。
ごまぷい先生の資源国通貨売り目線、お見事です!
えっへん!!!
先週のトレード考察
先週はポンドオージーのロングのみのトレードとなりましたが、375.8pipsの半分利食いが入ってますので、個人的には上々です。
買ったタイミングとしては、豪中銀政策金利発表の10分前。
据え置きならば多少買われたとしても、すぐに売られてしまうだろうとの思惑から入れたロングでした。
もし本命のロングを入れるならばもう少し下から・・・と思っていましたが、試し買いはしたかったところでもありました。
ポンオジのロングは画像の通り、水色水平線〜ピンク水平線までのどこかで入りたいと思っていた感じです。
現在のポジションは安値を更新したら損切り予定でした。
半分利食いを入れた位置、ほんとインチキ臭くて困りますが、僕は正直に書きます。
「たまたま上髭で利食いできました」
本当にたまたまです。
逆に、残り半分残っているポジションの目標はこちら。
そう、見ての通り1.90000ですね。
日足のチャートでいう、上昇チャネル中央ライン&意識される水平線です。
もし利確できたら700pipsくらいですね。
ここまで到達するのにどれくらい時間がかかるか分かりませんが、ダウ理論が崩れるまでは「ガチホ」でいきます。
逆に、ダウ理論が崩れる位置としては、1時間足のチャートで見ると1.850付近を割り込んだら一旦利切りとなりそうです。
自信はあります。来週もタイミングが合えば追いロングの予定。
今週の相場分析
今週の重要経済指標
☆月曜日(4月10日)
※イースターマンデーのため、日本と米国以外の主要国は休場
※重要経済指標はなし
※植田新日銀総裁就任会見は東京時間夕方〜夜予定
☆火曜日(4月11日)
※重要経済指標はなし
☆水曜日(4月12日)
・21:30〜消費者物価指数
*総合指数【予想値:5.2%、前回値:6.0%(前年比)】
*コア指数【予想値:5.6%、前回値:5.5%】
・23:00〜カナダ政策金利発表【予想値:据え置き、前回値:据え置き】
・24:00〜マックレムBOC総裁記者会見
・27:00〜FOMC議事録公表(3.21〜22開催分)
・28:15〜ベイリーBOE総裁発言
☆木曜日(4月13日)
・10:30〜雇用統計(オーストラリア)
*失業率【予想値:3.6%、前回値:3.5%】
*雇用者数【予想値:2.20万人、前回値:6.46万人】
・21:30〜生産者物価指数
*総合指数【予想値:3.0%、前回値:4.6%】
*コア指数【予想値:3.5%、前回値:4.4%】
・22:00〜マックレムBOC総裁発言
金曜日(4月14日)
・21:30〜小売売上高【予想値:-0.5%、前回値:-0.4%】
今週のトレード戦略
米ドルは売り方向だが、まだ早い
先週はかなり微妙な位置でしたので、「ノータッチ」と書きましたが、今週は売り方向でベットしたいと思います。
先ほど書いた通り、金曜日の雇用統計でショートカバーが出ていますので、タイミングを見てとなりますが、週足で見れば陰線となるかと。
というのも、やはり消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の予想値を見ても(上記参照)、鈍化傾向にあり、物価がこのまま下がるのであれば素直にドル売りで良いと思います。
こちらはドル円日足。
オレンジの上昇チャネル下限のみ追加しました。
売れるのだとしたらやはり「130円台を割り込んでから」でしょうね。
現状はまだ売れないように感じます。
先週同様、ドル売りの目線が完全に切れるのは137円ミドル(オレンジ水平線)を上抜けてからです。
それまでは売り目線継続でいきましょう。
こちらは米国債10年利回りの日足。
金曜日は案の定、ピンク水平線(3.32%付近)で反発。
安値を更新したかと思えばこれです。
やはりここは明確に割り込んだことを確認してからドル売りに本格的に立ち回りたい。
ドル売りならばやはり金(gold)。
こちらは日足。
素直にダウ理論に従い、1940-43付近を割り込むまではロング戦略(ドル売り)でいきましょう。
もしかしたら史上最高値の未来は来週にもくるかもしれません。
今週も資源国通貨売りを継続。相手は・・・。
こちらに関しても、先週同様の戦略を取ります。
若干気をつけねばならないのは、「物価鈍化→利上げ懸念後退→株高→オセアニア通貨買い」の流れですね。
なんとなく、これが来週来そうな気もするのですが、形で見れば資源国通貨の売りは全然まだ間に合う水準かと。
まずはポンドオージー。
こちらに関しては先ほども書きましたが、1.9000まで狙い続けます。
さて、ポンドニュージーも緩やかな上昇を続けていますので、こちらも監視対象。
超長い目で見るとややレンジ気味の通貨ですが、まずはピンク水平線を背に、2.0超えを狙っていきたい。
最終的にはオレンジの下降チャネル上限、その上を狙っていくイメージ。
ただ、ポンオジに比べてやや上げ方が緩やかですので、監視のみかもしれません。
資源国通貨売りの相手はポンドだけではなく、もう一つ増やします。
スイスフランですね。
何気に触れていませんが、スイスフランは先週の最強通貨。
正直、この通貨も色々と厄介で、あんまりいい思いしたことがありませんが、先週の流れを汲むのであれば、ポジション構築は資源国通貨売り、スイスフラン買いで来週は挑みたい。
例えば、オージースイスのショート。
200pips上の先週足高値を背にショート。
ターゲットは0.56付近の赤水平線としましょう。
なかなか下降の角度も鋭くなってきていますし、狙っていきたい。
ただ、スイスフランというものは2点、僕の経験上厄介な部分があります。
①スワップが大きい。
→スイスフラン買いポジションはどうしても持ち越しリスクがあります。思ったより取られますので注意。
②明確なトレンドが出づらい。
→先週強いと思えば次週弱い、東京強いと思えばNY弱いみたいなのもザラ。
の2点です。
あくまで経験上。
経験といってもたかだか4年ですが、この2点はやはり頭の中に入れておきたい。
以上が来週のトレード戦略です。
来週も忙しい週となるでしょうから、気合い入れていきましょう!
また何かあれば、この下に更新します!
それでは!
第1週は良い滑り出し!来週も張り切っていきましょー!
ポンオジ早く上がらないかな〜。
トレード報告(4.13.23:30時点)
9日間の長旅を終え、無事(?)全ポジションがクローズされました。
こちらのポンオジのロングの結果はこちら。
・1.82949→1.86704(375.8pips)
・1.82949→1.85072(212.6pips)
・1.85449→1.85080(-36.9pips)
total:551.5pips
でした!
先週のオーストラリア政策金利前に入れた打診ロングだったわけですが、大きな利益となり、最後微妙な買い増しが損切りになったものの、十分な利益となりました。
全てのポジションを清算したとはいえ、ポンオジのロングはこれ以降も狙っていきたいと思います。
さて、今週の消費者物価指数、生産者物価指数を通過し、相場を見渡してみましょう。
ドル円は先日記事に書いた通り、相変わらずややこしい動き。
静観がベストです。
買うならば「少なくとも」134.500付近を上抜けてから。
売るならば「少なくとも」131.000、もっと慎重にいえば130.000をしっかり割り込んでから。
要するに現在のレートは触る必要が全くもってありません。
個人的には、ドル円はもう完全に買い目線です。
これはテクニカル的な問題ではなく、ファンダメンタルズ的な問題。
世界中の銀行騒動も一旦の落ち着きを見せ、物価もだいぶ抑えられてきました。
そして何より、植田新日銀総裁(もう「新」はいらないですかね)の金融政策転換の可能性の低さ。
ぶっちゃけ、円を買う必要って果たしてあるの?と思います。
強いていえばリセッションリスクなんでしょうが、ちょっとまだ早いのでは?
ただ、Twitterを見ていると意外にもあまり気にせず円買いをしている方も多数。
おそらくデイレベルかと思います(僕とは時間軸が違うのでしょう)。
大手インフルエンサーは「なぜか」ユーロ円のショートで捕まる始末。
捕まっている方は見る限り、御二方います。
一人はよくブログを書かれている方で、ファンダメンタルズもかなり詳しい方なのですが、なんで円買いに立ち回っているんだろう・・・。
確かに、レンジにも見えなくもないですが、少し割に合わなそう。
明日は金曜日です。
僕はこのポンオジで少し疲弊しましたので、休息日のつもりで挑みます。
もし狙うならばポン円のロングかな。
ん〜。やや高い位置かもしれませんね。
少なくとも無理して入りたい位置ではありません。
それでは、明日も頑張っていきましょう!
ポジション報告、読んでくださってありがとうございました!
ポンオジ、もうひと伸び欲しかったですね〜
こればっかりは仕方ないですね。本気で1.9を狙っていただけに、残念です。切り替えていきます。