【FX】2023年3月第2週、ファンダメンタルズ分析&相場短観!金曜日は米雇用統計と黒田総裁最後の政策金利!大波乱の予感・・・。

トレーダーのみなさん、こんにちは!

先週は正直、ぱっとしない相場が続いたように感じます。

ドル円に至っては、ISM製造業・非製造業どちらも数字としては良かったものの、137円で折り返し。
もう少し上がるのでは?という先週の見立てもあったことから、個人的にはもどかしい1週間となりました。

完全にドル高トレンドでも、調整はあるわけですが、このタイミングでか・・・という印象。
先週は挽回の気合いを入れていただけに、少し残念でした。
引き続きドルは買い方向で行きたいですが、ドルの上値が謎に重いです・・・。

さて、今週はイレギュラーな雇用統計が控えています。
CPIのインパクトも健在ですが、最近は雇用統計で大きく動くことも増えてきました。
しっかりとこの金曜の雇用統計を見据えながら、トレードしていきたいものです。

また、我が日銀総裁、黒田さんの最後の日銀金融政策決定会合があります。
こちらも見逃せませんね。

おっと、まだありますよ。
さらにオーストラリア・カナダの政策金利も控えています。

なお、雇用統計、日銀ともに金曜日です。
あ〜こわいこわい。

それでは、今週も張り切っていきましょう!

この記事では、毎朝8時までに「ごまぷい『おやすみ』短観」として、その日の相場振り返りコメントを、「ごまぷいトレードチェック」では、筆者ごまぷい自身のトレード結果・ポジション報告を随時更新していきますので、ぜひ毎日チェックしてくださいね!

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初めましての方はぜひ、こちらの記事もご覧ください!

目次

2023年3月第1週の振り返り・・・

1週間の通貨強弱をグラフで!

FX-laboから引用

簡単な振り返り 〜円売りだけは信じたい〜

先週の記事では、ドル高のトレンドが出始めたと書いたのですが、グラフをみるとぱっとせず。

しまいには、金曜日のISM非製造業景況指数の数字がよかったにも関わらず、売りに叩かれて引け。
相当上値が重いのを感じます。

☆ISM非製造業景況指数
予想:54.5→結果55.1

数字としてはだいぶ良いですからね。
水曜日の製造業に至っては、9ヶ月ぶりに前月比プラスであったにも関わらず、ドル買いはそこまで走らず。

かといって、ではドル売りなのか?と言われたらそれは違うと思います。
3月のFOMCでの利上げ幅は25bpよりも50bpの方が織り込むようになっていますし、経済指標はほぼ全てと言って良いほど数字が良いです。
売る理由はないんですよね。
ただ、ドル円が137円で重くなった事実だけは認めねばなりません。

さて、ドル円の動向は後で後述するとして、先々週、PMIが良かったことやCPIがポジティブだったことから強かったポンドは一転、こちらに関してもかなり弱まりました。

そして逆に、先々週、さらに前から弱含みしていたNZが最強通貨となりました。
先々週、最弱通貨であったオージーもプラス圏へ。

要するに何が言いたいかと言いますと、最近の相場は「トレンドレス」であるということです。
ある一つの通貨が1週間ずっと強い、また、その次の週も継承するなんてことがありません。
そりゃ、デイトレレベルの足を見れば、小さなトレンドは出ていますが、僕の中では追いきれないなという感想です。
もちろん、こういった相場の方が得意という方もいらっしゃるでしょうし、読者の方の中には勝っている方も絶対いると存じていますが、ちょっと手を出しづらいなと思ってしまいます。

ただですね、やはり唯一信じていいなと思ったのは「円売り」ですね。
多少の強弱はあれど、ほとんどマイナス圏で推移しています。
黒田さんから植田さんへ移行するにあたり、大きな金融政策の方針転換がないことから、円に関しては非常に弱い展開が続いていますね。

ぷいらいおん

よし!それならば来週は円売りで勝負や〜!!!

ごま先生

ストップ!ちょっと待ってください。

はじめにも書いたように、今週の金曜日は黒田総裁最後の日銀金融政策決定会合があります。

まさか、まさかの方針転換はないかと思いますが、金融政策というのはインパクトがあってこそ。
相場に「マジで!?」というインパクトを与えて、初めて効果が出るものですから、最後の最後にかましてくるかもしれませんよね。

総じて非常に難解です。
全ての通貨ペアを見ても、これ!というものがなく・・・。
引き続きトレンドが発生するのを監視し続ける日々となりそうです。

ぷいらいおん

さすがに先週はドル買いで勝負しましたが、残念ながら・・・。

ごま先生

しかも金曜日の引けにかけて相当売り込まれましたからね・・・。

ドル円の今週の戦略・展望

USD/JPY(日足)

こちらはドル円の日足
青の移動平均線の期間は200です。

少し見ずらいかと思いますが、微妙にタッチはしていません。
ただ、やはりこのあたりでドル円は、先週の想定通り止まってしまいましたね。
自分でこの見立てを書いたにも関わらず、ドル買いを信じてしまった自分が腹立たしいです(ドルカナロングで損切りに・・・)

やはり先週金曜日のドルの売られ方をみると、少なくとも来週前半はドル売りで推移しそうです。

しかもですね、これ、137.500円付近を上抜けできないならば、中期下降トレンド再開になりますから、結構鬱陶しい週引けだと感じています。
金曜日足を見ても下髭はほぼなし、売られるべきところで売られていますので、少し長い目線での売り方は絶好の売り場だったかと思います。

USD/JPY(4時間足)

少し目線を落として、4時間足で見てみるとこんな感じ。
長期移動平均線はおそらく134.000〜134.500付近を来週には推移してくると思います。

となると、来週の見立てはこんな感じで立てられそうです。

・買い:137.500円を明確に上抜け後、押し目を待ってロング
・売り:134.000円を明確に下抜け後、押し目を待ってショート

おいおい、手出せないじゃないかよ!
という感じですが、手を出す必要がないかと思います。
短期上昇チャネル上限、中期下降チャネルの上限に現在は推移しているということですから、セオリーとしては様子見です。
少し待ち遠しいですが、金曜日には雇用統計と日銀が控えていますし、首を長くして待つのもありかなと思います。

米国債10年利回り(日足)

すみません、若干短期の下降チャネルを引き直しました(あたかも「予知していました☺︎」みたいなのは嫌いなので、正直に一応書き添えておきます)

引き直すと、「あ〜」という感じ。
やはり金曜日にドルが売られた理屈が分かります。
どちらにせよ、一筋縄ではいかない場所であったということですね。
結局、注目していた4.000%台は割れての週引け。
せっかく上抜けしたのに残念です・・・。

何度も書きますが、僕はドル買い推しですし、もはやプライドをかけています。
ただ、来週は少し分が悪い週となりそう、少なくとも週前半は。

引き続き、ドル買い方向で、狙い続けていきたいと思います。

ぷいらいおん

だってドル売る理由ないもん。

月曜日(3月6日)

スケジュール

重要経済指標詳細

特になし

ごまぷいの「おやすみ」短観(執筆:25:00時点)

本日の東京時間は、先週の円高寄りの動きを継承したかと思いきや、午後には一転円安傾向となりました。
まぁ、レンジですね。

その後、欧州時間には目立った動きが見られないかと思いきや、21:00前にECBのホルツマン氏(オーストリア中銀総裁)による「3、5、6、7月全てのECB理事会で0.5%利上げすべき」という発言が見られ、ユーロ高が目立ちました。

おっとこれは重要ですね。
ECBはそもそも、3回の利上げだけでも「タカ」と受け取られていたわけですが、なんともう一回増えました(笑)
いや〜本当ですか?(笑)
少し疑心暗鬼ですが、一応念頭には置いておこうかと思います。

本日は経済指標もなく、そこまで大きな動きがありませんでしたので簡潔に。

USD/JPY(4時間足)

ドル円は相変わらずレンジ内に収まっています。
下手したら金曜日まで収まっているかもしれませんね。
静観というか、一旦無視です。

米国債10年利回り(4時間足)

こちら10年債ですが、今見た感じだと急に反転していますね。
あらかじめ言っておきますが、ピンクのラインは元から引いてありました。
しっかりと底堅く推移していますね。

僕には上にのぼる準備運動にしか見えないのですが・・・。

さて、今日はここまで。
明日はオーストラリアの政策金利がメインです。
以前のようにタカ姿勢を貫けるか。注目です。

ぷいらいおん

オーストラリアの政策金利は、安定して動くイメージがあります。

ごま先生

お昼時ですし、僕ら日本人からしてもありがたい時間ですよね。

ごまぷいのトレードチェック

・EUR/GBP(L):建値0.88668(SL:0.88495)×2

先月負けたユロポンを30分足レベルでエントリーしましたが、長期足でも根拠が揃いましたのでSLはそのままで持ち越すことにしました。
やはりユーロは買いで勝負したいのですが、ちょっと相手が悪いかもなあ〜なんて思っています。

とりあえず明日はオージーに注目ですね。
スキャルピングできそうならば頑張ってみようと思います。

それではおやすみなさい!

火曜日(3月7日)

スケジュール

・FRB議長の半期に一度の議会証言(本日は上院委員会)

重要経済指標詳細

・12:30〜RBA政策金利【予想値:25bp利上げ、前回値:25bp利上げ】

《ロイター記事》
「豪中銀が0.25%利上げ、10年ぶり高水準 追加引き締め示唆」(2023.2.7)
・オーストラリア準備銀行(中央銀行)は7日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを25ベーシスポイント(bp)引き上げ、3.35%とした。10年ぶりの高水準となる。追加利上げが必要になるとの見通しを改めて示し、大方の予想よりもタカ派的なトーンを打ち出した。
・政策の道筋は事前に決まっていないという従来のガイダンスを削除。インフレ率は2025年半ばまでに中銀が目標とする2─3%レンジの上限に当たる3%前後に低下するとの見通しを示した。
・中銀のロウ総裁は声明で「理事会はインフレ率を目標値に戻し高インフレを一時的なものにするために、今後数カ月でさらなる利上げが必要になると考えている」と説明した。
・CBAの豪経済担当トップ、ガレス・エアード氏は「サプライズは決定自体ではなく、声明文のトーンとフォワードガイダンスの変化だった」と指摘。政策金利のピークの予想を3.35%から3.85%に引き上げたことを明らかにした。

ごまぷいの「おやすみ」短観(執筆:26:00時点)

本日の東京時間は比較的穏やかな相場でしたが、メインの豪中銀政策金利で豪ドルは大きな動きを見せました。

☆RBA政策金利
予想:3.60%(25bp利上げ)→結果:3.60%(25bp利上げ)

☆RBA声明
・「インフレ率は今年から来年にかけて低下し、2025年半ばには3%になると予想」
・「今後、2、3年の豪成長率はトレンドを下回ると予想」
・「家計消費の伸びは金融環境の悪化により鈍化しており住宅建設の見通しも軟化」
・「労働市場、若干緩和したが引き続き非常にタイト」
・「賃金の伸び、タイトな労働市場とインフレ率上昇を背景に上向きの動き続く」

これを受けて豪ドルは大きく下落。
本日1日を通して非常に弱い通貨となりました。
前回は市場の想定よりも強いタカ姿勢(「今後数ヶ月にわたり金利を引き上げる必要」)が見られましたが、今回は思ったより?と受け取られたか。
どちらにせよ、ロウRBA総裁の発言はなんと明日の早朝6:55からなんですよね。

声明は建前、発言は本音が常道ですから、明日の早朝は少し注意かもしれません。

さて、欧州時間はドル円の上値攻めが入りました。
WSJのNICK氏の観測記事「(パウエル議長は)好調な経済指標を受けて、インフレと戦うために、予想以上に利上げする可能性がある」と報じたことによるものでした。

この記事により、パウエル議長が発言する24:00寸前までドル買いが入り、発言直前で明らかな利食いによるドル売り。

結果的には、パウエル議長はNICK氏の観測通りの発言をしてくれました。

☆パウエルFRB議長
・「新たなデータにより、最終的な金利水準は従来の予想よりも高くなる可能性が高いことが示唆された」
・「インフレ圧力は前回FOMC時点の想定より高い」
・「正当化されるなら利上げスピード加速の用意」
・「インフレが予想以上に進行していることを示唆」

もう完全にドルを買ってくださいと言わんばかりの発言でしたね。
これを受けて、3月の利上げ幅50bpを大きく織り込む流れとなり、ドルは強く買われました。
ドル円は現在136.900円となり、137円台はもう目の前。
さてさて、レンジを上抜けすることができるでしょうか?

USD/JPY(8時間足)

少し大観的にみるために8時間足で掲載しています。
僕の言う、レンジの上限は以前から書いているとおり137.500付近です。
オレンジ線のあたりですね。

これを上抜けするには相当な圧力が必要だと思います。
今週は金曜日に黒田総裁最後の日銀と雇用統計を控えていますから、正直上抜けするようにも思えませんが、やっぱり強いものは強いですね。

おそらく足を引っ張っているのは円高かと思います。
ドル円以外のクロス円はかなり大きく下落しましたからね。

米国債10年利回り(8時間足)

こちらはいつもの10年債
やっぱり上髭が気になりますよね。
底堅いが、上値も重い。

これを見てしまうと、やはりドル円の上抜けは少し懐疑的です。

さて、この時間になってもまだ為替は活発に動いていますが、個人的には歓迎です。
夜は少し遅くなってしまいますが、トレーダーとして動く分には動いてもらわないと。

それでは今日はこの辺で。
明日は、(信憑性がない)ADPとカナダ政策金利です!

忙しい日々が続きますが、頑張っていきましょう!

ぷいらいおん

お昼休み中、オージー売りを仕掛けようと、チャートとにらめっこしていましたが、残念ながら刺さらず・・・。

ごま先生

こればっかりは仕方ないですね。僕も一瞬は買われるかなと思っていました。

ごまぷいのトレードチェック

・EUR/GBP(L):建値0.88668(SL:0.88495)×2

昨日の持ち越しを未だ保有中、新しいポジションはなしです。
ユロポンはついに動き出してくれました。

EUR/GBP(4時間足)

紫水平線が建値です。

個人的にはかなり優秀な建値だと思います。
直近高値がかなり重かったですが、今こうしてグンと上抜けしてくれたので非常に安心しています。

これはただの勘ですが、大きなトレンドを掴んだような気がしていて、全然利食いする気がありません。
最低でも画像一番上の山(0.89700付近)は目指してくれないと。

明日からはこの利益を背にガンガン積み増していく予定です。
もちろん、相場に絶対はありませんから、調子に乗らず、相場と相談しながら。

それではまた明日!

水曜日(3月8日)

スケジュール

重要経済指標詳細

・22:15〜ADP全米雇用報告【予想値:21.0万人、前回値:10.6万人】

《ロイター記事》
「米ADP民間雇用、1月は10.6万人増 予想下回る」(2023.2.2)
・企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が1日に発表した全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は1月に10万6000人増加した。市場予想の17万8000人増を下回り、労働市場が幾分冷え込んでいることを示唆した。
・カリフォルニア州の洪水や中西部および北東部の吹雪など、1月中旬の悪天候が原因という。
・「民間雇用者数の増加は小幅で、経済活動の停滞が労働市場にまで広がっているとの懸念が強まるだろう」
・「安易な推測は禁物だ。全体的に労働省の雇用統計は、強いペースでの雇用創出が続いていることを示しており、労働市場は金利の急上昇にもかかわらず、小幅軟化の兆ししか見せていない」

・24:00〜BOC政策金利【予想値:据え置き、前回値:25bp利上げ】

《ロイター関連記事》
「カナダ中銀、1月は雇用・景気踏まえ利上げ 議事要旨を初公表」(2023.2.9)
・カナダ銀行(中央銀行)が1月の金融政策決定会合で、労働市場の逼迫や予想を上回る経済成長を踏まえて金利据え置きではなく0.25%ポイントの利上げを決定したことが、8日公表の議事要旨で明らかになった。
・次回の会合は据え置きの可能性が高いことが示され、アナリストは当局者の政策姿勢が大方の予想ほど積極的でないことが明らかになったとしている。
・「22年第4・四半期に経済の過剰需要が当初の予想を上回ったことが労働市場と経済活動双方のデータで示された」
・「大半のエコノミストが利上げを予想していた中で中銀が据え置きを討議したのは、理事会メンバーが予想以上にハト派に傾いていることを示すものだ」
・カナダ中銀は1月25日の会合で政策金利を15年ぶり高水準の4.5%に引き上げ、世界の主要中銀として初めて、これまでの利上げの累積効果を見極めるために利上げをいったん停止する可能性を示唆した。

木曜日(3月9日)

スケジュール

重要経済指標詳細

特になし

ごまぷいの「おやすみ」短観(執筆:翌8:30時点)

おはようございます。
連日して定期的な更新ができず、すみません。

さて、昨日はこれまでのドル高の調整のような動きが目立ちました。
東京時間においてはドル円は136.400円付近まで下落し、上値はかなり重くなりましたね。

もとはと言えばこの直近のドル円の上げは、あくまで「次回会合で50bpの利上げがあるのでは?」という思惑からの上げでしたので、ちょっと無理があったようですね。
もちろん、利上げ幅は「データ次第」という文句つきですから、本日の雇用統計、来週の消費者物価指数等の数字を見て、ということになりそうです。

そして何より、先週の土曜日からブラックアウト期間であり、FED高官が発言できないのも痛手ですね。
上げようにも上げられない、そんな一日だったと思います。

NY時間に入って22:30には新規失業保険申請件数が発表されましたが、普段あまり動かないこの指標ですら30pipsもドル円は落ちてしまいました。

米国債10年利回りは案の定のレンジです。

僕の記事を前から読んでくださっている方ならば、だいたいそんな感じなのは分かると思います。(笑)

ここを上抜けするか、下抜けするかで世界は大きく二分します。
それが本日なのです。(多分)

とにかく目先の注目は本日の日銀と米雇用統計です。

間違いなく大きく動きます。
気合い入れていきましょう!

ごまぷいのトレードチェック

・EUR/GBP(L):0.88668→0.88770(TP、10.2pips)×2

・保有中
 EUR/CAD(L):建値1.45050(SL建値設置済)×2

少し前から持っていたユロポンはあと一歩のところで上手く伸びず、短期的に崩れたところで撤退しました。

ただ、ユロカナはかなり伸びていますね。
このロングは実は一昨日の政策金利前に仕込んだものです。
カナダはこれで初めて金利引き上げを止めた国となり、売られることは何となく分かっていましたので、それならば、と最近強いユーロを相手に勝負中。
現在、若干強い抵抗帯とぶつかっていますが、これを抜いてしまえば大きくとれると思います。

ここはどっしり構えて、本日のカナダ雇用統計を見守ろうと思います。

金曜日(3月10日)

スケジュール

重要経済指標詳細

・正午すぎ〜日銀政策金利【予想値:据え置き、前回値:据え置き】

《ロイター記事》
「日銀、金融政策の現状維持を決定 10年金利0.5%の上限据え置き」(2023.1.18)
・ 日銀は17―18日に開いた金融政策決定会合で金融政策の現状維持を全員一致で決めた。マイナス金利、10年物国債金利の誘導目標ゼロ%をいずれも維持し、10年物国債金利0.5%での指し値オペを「明らかに応札が見込まれない場合を除き、毎営業日実施する」と改めて表明、長期金利変動幅の上限を据え置いた。一方、金融調節の円滑化を図るため、共通担保オペを拡充した。
・日銀は昨年12月の決定会合で長期金利の変動幅をプラスマイナス0.5%に拡大。拡大決定後もイールドカーブのゆがみが修正されず、10年金利は18日まで4営業日連続で0.5%を超えた。市場では変動幅の再拡大など政策修正への思惑が高まっていたが、日銀は金融政策を維持した。
・長期金利の変動幅はプラスマイナス0.5%程度で維持。金融市場調節方針と整合的なイールドカーブ形成を促すため、大規模な国債買い入れを続け、各年限で機動的に買い入れ額の増額や指し値オペを実施する。
・日銀は、金融政策の先行き指針も維持した。当面は新型コロナ感染症の影響を注視し、企業等の資金繰り支援と金融市場の安定維持に努めるとともに、必要があれば躊躇(ちゅうちょ)なく追加緩和を講じるとした。政策金利は、現在の長短金利の水準またはそれを下回る水準で推移すると想定していると改めて声明に盛り込んだ。
・日銀は2%の物価安定目標の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで長短金利操作付き量的・質的金融緩和を継続する。マネタリーベースについては、消費者物価指数(除く生鮮食品、コアCPI)の前年比上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまで拡大方針を継続するとした。

・22:30〜雇用統計(アメリカ)
*非農業部門雇用者数【予想値:21.5万人、前回値:51.7万人】

*失業率【予想値:3.4%、前回値:3.4%】

《ロイター記事》
「米1月雇用者数51.7万人増、失業率は53年ぶり低水準 賃金の伸び鈍化」(2023.2.4)
・米労働省が3日発表した1月の雇用統計で、非農業部門雇用者数は51万7000人増加し、市場予想を上回る伸びとなった。失業率は3.4%と53年半超ぶりの低水準。賃金の上昇率は一段と緩やかになったものの、労働市場の引き締まり継続を示唆し、米連邦準備理事会(FRB)のインフレ対応を複雑にする可能性がある。
・「労働市場はなお過熱状態にあり、FRBが好むには熱すぎる」
・「FRBが早ければ3月の会合で利上げを停止するかもしれないと見込んでいた向きは失望することになりそうだ」
・「雇用が好調な伸びを維持し、労働市場がさらに引き締まれば、物価安定回復に向けたFRBの目標を脅かす。さらに数回の利上げにつながれば、最終的に景気を悪化させるだろう」

・22:30〜雇用統計(カナダ)
*雇用者数【予想値:0.90万人、前回値:15.0万人(改定値:6.92万人)】

*失業率【予想値:5.1%、前回値:5.0%】

《ロイター記事》
「カナダ、1月の雇用大幅増 利上げの一時停止再検討も」(2023.2.11)
・カナダ統計局が10日発表した1月の雇用者数は前月より15万人増え、増加幅は1万5000人を見込んでいた市場予想を大幅に上回った。増加は5カ月連続。これはカナダ銀行(中央銀行)に利上げの「条件付き一時停止」の再検討を促す圧力となる。
・労働市場の逼迫(ひっぱく)は、カナダ中銀が今年1月25日に政策金利を15年ぶりの高水準となる4.5%への引き上げを決めた主な理由の一つだった。中銀はその際に世界の主要中央銀行として初めて、それまでの利上げの効果を見極めるために利上げをいったん停止する可能性を示唆していた。
・「中銀が利上げの条件付き一時停止を表明したのは、単一の強いデータがいかに強くても、当局者が対応しなければならないと感じなくて良いようにするためでもあった可能性が高い」

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この記事を書いた人

本業は中高社会科教員の兼業FXトレーダー。某投資会社と契約し、現在プロップトレーダーとして真摯に相場と向き合っています。本業のスキルを活かし、教員らしく、分かりやすいように経済指標や世界情勢をお伝えします。愛称は「ごま先生」。「損益より値幅」がモットーです( ¯꒳ ¯ )ᐝ

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