トレーダーの皆さんこんにちは!
悪魔の11月第2週を無事に通過し、第3週が始まります。
「悪魔の」と言いましたのも、トレーダーのみなさんならきっとわかるはず。
そう、消費者物価指数という魔物が木曜日にあったからなのです。
上手くドル安の流れに乗れた方にとっては「天使」だったかもしれませんが、逆流した場合は「悪魔」。
いや、「悪魔」どころの騒ぎではなかったかもしれません。
つくづく、損切りというか、ストップロスを置くことが大事ということを実感します。
と、偉そうに書いている僕ですが、幸いにも巻き込まれることはありませんでした(笑)
重要経済指標の前は、ノーポジションに限りますね。
そしてさらに、FXはテクニカルオンリーで勝つことは絶対になく、ファンダメンタルズ分析もしっかりとする必要があることを証明してくれました。
さてさて、CPIの話は一旦置いておいて、早速今週の週足テクニカル分析といきましょう!
・・・と、その前に、本記事では、主にテクニカル分析ですが、ファンダメンタルズ分析をした以下の記事は、毎日筆者の個人的な相場観(その日の振り返り)と僕自身のポジションを更新しています!
ぜひこちらもあわせてご覧ください!
【後程公開します。少々お待ちください】
2022年11月第2週の振り返り
通貨強弱をグラフで!
簡単な振り返り・・・
先週前半はもはや木曜日の消費者物価指数(以下CPI)の待機相場でした。
ポンドがやや強かったものの、チャートを見るとそこまで「強い」というわけでもなく。
木曜日のCPI前なんてひどかったです。全く動く気なし。(笑)
まあ、賢明なトレーダーであれば、ポジションを整理したり、そもそも新規でポジション取ろうとしないんだと思います。
とはいえ、予想はインフレ鈍化予想でしたから、ドル売りは地味に続いていたな、という印象。
CPIの結果に関しては、おそらくみなさんご存知かと思いますが、もしご確認していなければ、以下の記事の「木曜日」の欄をご覧ください。
ちなみに、今回のCPIによるドル売り円買いの動き(ドル円下落)は1990年以降で3番目の大きさだそうです。
今回は下落幅-5.52円(始値146.47円→終値140.96円)。凄まじかったですね。
1位は1998年10月7日のLTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント)ショックの時。
LTCMといういわゆるヘッジファンドが破綻したことによるもので、下落幅は-8.35円。
2位は1998年6月17日の日銀介入による-6.67円の下落。(いや1998年、波乱すぎw)
と、いうことで先週の相場をリードしたのは紛れもなくドル円の下落でしたね。
株もしっかりと上昇し、完全リスクオンの相場となりました。
そしてもう一つ、指摘すべきことはスイスフラン。
金曜日、ジョーダンSNB総裁は
「現在の金融政策は、インフレを抑えるのに十分ではない」
「明らかに物価安定の範囲を超えている」
「インフレ率を下げるために行動を起こさなければならない」
という発言があり、スイスフランが急騰。かなり強い地合いとなりました。
スイスフランは9月にマイナス金利を実質終了してから、なんだかんだ強いですね。
ずっとマイナス金利であったのもあって、世界がスイスに資金を流しているのかもしれません。
そういえばクレディースイスはどうなったのでしょう。(笑)
まあ、相場に大して影響を及ぼしていないということは、そういうことですから、また話題になったら追いかけようと思います。
ちなみに、先週はカナダがやたら弱かったです。
ずっと理由となるものを探してみているのですが、なかなか見つからず。
僕としてもNZD/CADを買っている以上、少しもやもやするのですが、どうもわかりません。
原油が弱いわけでもないですし・・・
もしそれっぽい理由をご存知な方いらっしゃいましたら是非ご教授ください。
こんな感じですかね!
もうCPI以外覚えていません(笑)
仮想通貨が大変なことになっていますが、流石に専門外なのでノータッチで。
それでは早速テクニカルの話をしましょう!
米ドル売りのリスクオンを狙え!
これに尽きるでしょう。
間違いなくドル売りの流れはしばらく続くと思いますが、少し心配なところもあります。
それは2点。
1点目は長期で見ると「ドル買い」であるということ。
たかだか1回のCPIで「インフレ鈍化」&「利上げ幅縮小」はさすがに早計かと。
もちろん、短期的にはドル売りに期待して良いと思うのですが、確実に言えることは、「どこかでドルを買ってやろう」と思っている人間がいるということ。
現状、ドル買いポジはほとんど捕まっている状況ではありますが、「トレンド転換」と認識するには早すぎると思います。
そして2点目は、先週のドル売りが激しすぎるということ。
相場は上げたり下げたりするもの。一方通行で上がるにしてもどこかで調整が入ります。
そしてその「調整」は、1点目にも指摘したとおり、「長期のドル買い」の順張りとなります。
要するに、警戒は怠ってはならないということです。
念の為、米国債10年利回りのチャートも添付しておきます。
それでは!相変わらず週足のテクニカル分析は難易度が超高いのですが、あくまで展望として分析していきましょう!
分析の前に・・・
ここからは、あくまでファンダメンタルズを一切度外視し、ローソク足のみで判断します。
また、チャート上には2つの移動平均線を表示しており、短期(オレンジ)の期間は12、長期(青)の期間は200とします。
推奨度は☆☆☆(高)〜☆(低)です。
※トレードはあくまで自己責任でお願いいたします。本記事をもとに生じた、取引の損失は補償いたしません。あくまで読者の皆様ご自身の判断で取引していただきますよう、お願いいたします。
激推し通貨ペアの紹介!
NZD/USD(推奨:ロング、推奨度:☆☆☆)
もう常連のキウイドル。
先週は惜しいことに半分のみ利食いで終わってしまいました。
少しロングで入るには難しい相場だったと思います。
ただ、NZのロングは正義だと僕は思います。
これに関してはもう2ヶ月ほど書いてきましたし、実際チャートを見てもそうです。
ただ、これに関しては、先述のとおり、先週は相当上げていますので、買い場探しとなります。
そして、ピンクの水平線に関しては、直近の下落の起点であり、売りが入りやすい点であることは要注意。
どちらかというと、ピンクの水平線を抜けた後に、買い場探しからの水色水平線を目指す、というトレードをしたいです。
とはいえ、そうなると相当待ちとなり、来週どうなるかわかりませんから、まずはピンクの水平線を上抜けるような期待を込めたロングをどこかで仕込みたいです。
EUR/USD(推奨:ロング、推奨度:☆☆)
さて、ユーロドルです。
これに関しては「期待」の意味で☆☆。
というのも、ピンク水平線は、直近の下落の起点であり、かつ売りが入りやすい水平線ですが、先週はなんと上髭なしで週足確定。
そこへ到達したのは週末のロンフィク後ということもあり、新規の売りが入らなかっただけかもしれませんが、週足だけで見れば「強い」ことは確か。
少なくとも、キウイドル同様、水色水平線までは狙いたいところです。
もちろん、まずは買い場探し。水色水平線の上抜けブレイクを狙っていきましょう。
AUD/CHF(推奨:ショート、推奨度:☆)
さて、度々紹介するオジスイです。
これ、個人的には☆☆☆レベルの先週足です。
ただ、個人的にはドル売りのリスクオンを狙いたいのです。
となると、どうしても豪ドル売りのスイスフラン買いは迷ってしまう・・・。
戦略としては水色水平線を背にショートです。
これは僕の得意形状です。
サポートであった水平線でのロールリバーサル。
もしこのまま下がっていくようなら完璧だと思いませんか?
変なバイアスをかければかけるほど、思ったトレードができないと思いますので、リスクオンかオフかは関係なく、週明けから狙っていこうと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
週足テクニカル分析は本当に難しいです。
ただ、週の初めにこうしてチャートを見ておくことは、トレードをする上での定石だと思っていますので、これからも更新してまいります!
今週のごまぷいテクニカル予報は
「ドル売りリスクオン狙いだが、リスクヘッジでフラン買いも要検討!」
です!
それでは、来週も頑張っていきましょう!