トレーダーのみなさんこんにちは!
11月の重要指標祭りウィークを過ぎ、ようやく第2週が始まります。
もちろん第2週には、みなさんご存知の消費者物価指数が木曜日に待ち構えているわけですが、今週からトレードに本腰を入れる方も多いのではないでしょうか?
さて、今週の週足テクニカル分析ですが、かなり難易度が高いです。
先週のFOMCにおいて「ターミナルレート(最終利上げ地点)は市場予想より上」という声明があり、非常にやりづらくなっています。
これから、来年の少なくとも上半期までは、米重要指標とにらめっこが続きますね。
ただ、難易度が高いからといってトレードができないわけではありませんから、きっちりとチャンスはものにしたいです。
その上で、今週は特にサムネにある白色水平線が超重要です。
これを見ないでトレードするのは、はっきり言って無謀です。
その白色水平線とは何か。それについては後述しますので、ぜひ最後までご一読ください!
それでは今週の週足テクニカル分析を始めましょう!
・・・と、その前に、本記事では主にテクニカル分析ですが、ファンダメンタルズ分析をした以下の記事は、毎日筆者の僕の個人的な相場観や僕自身のポジションを更新しております!
ぜひこちらもあわせてご覧ください!☺︎
2022年11月第1週の振り返り・・・
通貨強弱をグラフで!
簡単な振り返り・・・
全体的に見て、資源国通貨(NZ・豪・カナダ)が強く、円・ドル・スイスフランが中立、ポンドが最弱の週となりました。
先週の月曜日は10月末と週明け、さらにFOMC等の重要指標を控えていたところから動意薄。
その後、火曜日にはISM製造業景況指数が予想よりも若干良かったことから多少のリスクオン相場へ。
動き出したのはもちろん、水曜日深夜3:00のFOMCでした。
なんと言っても声明ではハト寄り、発言ではタカ寄りという、パウエルFRB議長のオシャレでテクニカルな発表だったことから、リスクオンは一転、全面リスクオフ相場へと変貌しました。
その後、木曜日にはISM非製造業景況指数も無事に良い結果で通過し、月に1度の祭典、雇用統計を迎えました。
意外にも、全体として悪くない結果に終わった雇用統計を受け、週末の引けにかけて再度、リスクオン相場へ・・・。
今週は通貨ごとではなく、全体を概観する形で振り返ってみました。
詳しくは先週の以下の記事に掲載しておりますので、お時間がある方はぜひ、ご覧ください!
今週は米国債10年利回りに注目!4.00%で世界が変わる!?
はい。この小見出しに尽きます。
米国債10年利回りが4.00%よりも上か、下かでまったくもって世界が変わります。
・・・というのもですね、米国債10年利回りは「相場のカナリア」と呼ばれるほど重要なものですから、見てる人もきっと多いかと思います。
ですが、先週の相場を見ていると、明らかに4.00%を下回った時、リスクオンが加速していたんです。
もちろん、今週も先週と同じようになる、というのはやや早計ですが、あながち間違いではないと思います。
下から追いついてきている青の移動平均線の期間は200です。
ちょうど現在は3.90%付近。来週には3.90〜4.00付近に収まると思います。
これを下回るか、それとも上回ったままで維持できるか。
これが境界線です。
トレードする上でこれだけは注目しましょう!
見てる分には損しないはず。
来週の今頃には「見ていてよかったー!」と思ってますよ!
それでは!
これを踏まえると、週足分析はかなり難しいのですが、あくまで展望として週足テクニカル分析していきましょう!
分析の前に・・・
ここからは、あくまでファンダメンタルズを一切度外視し、ローソク足のみで判断します。
また、チャート上には2つの移動平均線を表示しており、短期(オレンジ)の期間は12、長期(青)の期間は200とします。
推奨度は☆☆☆(高)〜☆(低)です。
※トレードはあくまで自己責任でお願いいたします。本記事をもとに生じた、取引の損失は補償いたしません。あくまで読者の皆様ご自身の判断で取引していただきますよう、お願いいたします。
激推し通貨ペアの紹介
NZD/JPY(推奨:ロング、推奨度☆☆☆)
もはや毎週取り上げているNZ円。
もう、もういいですよね。もう上に抜けてもいいのではないのでしょうか。
週足戦略はいつも通り、先週足の安値(水色水平線)を背に高値追いです。
NZDはどの通貨ペアで見てもかなり強いです。JPY/USD/EUR/GBP/AUD/CAD/CHFの全ての通貨ペアにおいて先週は大勝利。
これはよほどのことがない限り来週は狙えます。
ただ、これはあくまで僕個人の期待の話。高値を抜けない以上、ひたすら買い場探しです。
でも、少し期待できるところはやはり上髭です。
今まで87円付近に来るといつも上髭をつけて引けていたところ、今週はほぼなし。
ついにレンジを抜ける時が来るか!?要注目です!
EUR/JPY(推奨:ロング、推奨度:☆☆)
こちらも度々ランクインしております、ユーロ円。
先週は陰線でした。
でも個人的にはですね、陰線つけてくれた方が面白いなと思っています。
ピンク色の水平線は2014年12月につけた高値。かなり売りが苦しんでいるのが分かります。
もし、この陰線を、来週上抜けすることができたら、いよいよチェックメイトです。
週足戦略としては、目に見えるサポートである143.750付近の水色水平線を背にロング。
週足陰線をつけた以上警戒は必要で、買い場探しからとなりますが、しっかりと狙っていきたいところです。
GBP/CAD(推奨:ショート、推奨度:☆)
続いてポンカナ。
このまま下がるとしたら教科書に載せていいレベルの綺麗なロールリバーサルです(オレンジのゾーン)。
先々週の陽線をしっかりとカバーし、売り圧力が強まった週となりました。
なぜ☆かといいますと、理由は簡単で、ポンドはボラティリティーが激しいのと、未だヘッドライン相場であること、あとはこのまますんなり下げるほど簡単とは思えないこと、が挙げられます。
ただ、この形は来週以降、要監視通貨ペアだと確信しています。
なんせ、先週のポンドの弱さを見たら、買う理由がありません。
相手はカナダドルで大丈夫だと思います。NZドルではないのがポイント。
NZドルは買い一択なのですが、ポンド相手のチャートを見ると大きなレンジのど真ん中ですので、ノータッチで構いません。
一応掲載します。見てわかる通り触る理由がありません。放置でOK。
通貨強弱を見る際の参考程度に監視していきます。
ポンカナは多少の反発が入ると思いますから、来週以降は売り場探し。
週足の戦略としては先週足高値を背にショートで構いません。
さらに次いでに、こちらもご覧ください。
原油の週足です。
先週足かなり強く、ダブルボトムをつけて上昇に転換する勢い。
カナダドルの底堅さを裏付けています。
来週以降はNZD・CADの2通貨に絞って買い目線!
しっかりと買い場探ししていきましょう!
まとめ
今週もお疲れ様でした。
また明日から新しく相場が始まりますが、来週からはついにアメリカも冬時間となり、1時間後ろに予定がずれます。
日本に住む僕たちからすると少し厳しいですね・・・。
みなさんもお身体にはお気をつけてトレードしていきましょう!
来週はNZD・CADの買い!それではまた来週!
ちなみに、推奨しませんが、僕は現在NZD/USDのロングを週持ち越ししています。こちらも、しっかり見守っていきたいと思います!