【FX】2022年10月第3週、重要経済指標はこちら!原油価格下落で各国の消費者物価指数は鈍化傾向か!?

トレーダーのみなさん、こんにちは!

全世界が震撼する消費者物価指数を無事に通過し、ようやく第3週となりました。

この週は米指標は基本的に一服します。ただ、他の国の経済指標もなかなか目を話せないものが多いです。

例えばNZ・イギリス・カナダ・日本の消費者物価指数オーストラリアの雇用統計など、目白押し。
全く油断できません。

備えあれば憂いなし。安定したトレードをするためにも、まずはスケジュール、そして予想値くらいは事前に把握しておきたいものです。

この記事が、読者のトレーダーみなさんの一助となれたら嬉しいです。

この記事は週を通しての経済指標のスケジュールを日曜日に、平日の朝8時までに「ごまぷいの『おやすみ』短観」として、その日の振り返りコメントを、また、「ごまぷいトレードチェック」では、ごまぷい自身のトレード履歴を更新しております。

毎日朝、この記事に更新し続けますので、ぜひチェックしてくださいね!

では早速みていきましょう!

・・・とその前に、こちらもどうぞ!

目次

月曜日(10月17日)

スケジュール

重要経済指標詳細

・翌6:45〜第3四半期消費者物価指数(NZ)【予想値:1.5%、前回値:1.7%】

《ロイター記事》
「NZ第2四半期CPI、32年ぶり上昇率 大幅利上げ観測浮上」(2022.7.18)
・CPIは第1・四半期の6.9%から加速し、7.6%の上昇率を記録した1990年第2・四半期以来、32年ぶりの高水準となった。主に建設費や家賃の上昇がけん引した。
・ASB銀行は、前年比のインフレ率はピークに達した可能性があるものの、依然として憂慮すべき高さだと指摘。「高インフレが定着するリスクがあるため、NZ中銀はインフレ圧力に対抗するため前倒しでオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を引き上げ、金融状況を制限的にする必要がある」と述べた。
・NZ中銀は以前、来年半ばまでに政策金利が4.0%に上昇する可能性に言及している。CPI統計発表前の段階では、金利がこの水準まで引き上げられると予想するエコノミストは少数派だった。ANZは50bpずつの利上げが11月まで続き、金利のピークは3.5%ではなく4.0%になるとの見方を示した。

ごまぷいの「おやすみ」短観(執筆1:00時点)

本日の東京時間は、週明けであることもあり、相変わらず値動きは限定的でした。
途中、鈴木財務相や岸田首相からの円安に対する牽制発言もあり、米ドル円は反落する場面もありました。

本日の主役はポンド円でした。
先月市場を混乱に陥れた、拡張的な財政政策を修正する期待感からポンドは上昇。
その期待通り、19:00のハント英財務省会見において、「9月23日の成長計画で発表された税制措置をほぼすべて撤回する」との発言を受け、さらに上昇幅を広げました。
ポンド円はロンドンフィキシング時点で、2016年振りに170円を突破する場面も・・・。
ということで、ポンド円は9.26のクラッシュ以降、たった3週間で21円も上げたことに

それに乗じて米ドル円も堅調な動き。一時1990年8月以来の水準である148.89円まで高値をつけましたが、そのまま上抜ける力はなく、高値圏で推移しています。

米国債10年利回り(日足)

米国債10年利回りも4.0%付近で推移。本日は日足陰線であるものの、堅調であることには変わりません。

円指数(日足)

そして相変わらず、我が国の円はとてつもなく弱く、上昇する兆しがありません。
為替介入には常に睨まれる相場ですが、クロス円ロングが正義な週となるか注目です。

さて、明日は早朝ですが、NZの消費者物価指数があります。
予想は前期比横ばいですが、お隣のオーストラリアとの兼ね合いもあり、政策金利にも当然影響してきますので注目です。

それではまた明日☺︎

ごまぷいトレードチェック

・GBP/JPY(L):建値167.578→168.716(TP、113.8pips
・GBP/JPY(L):建値167.578→169.871(TP、229.3pips
・保有中:なし

ポンド円大勝利!
ポンド円のロングは先週から狙っていたためにかなり嬉しいです。

この記事ではポンド円は☆☆として紹介しました。
普段、僕は4時間足レベルでエントリーするスタイルですので、イレギュラーではありますが、30分足でのエントリーで仕掛けました。
損切りは60pips程度、損失は2%程度に収まるようなロット数でエントリー、無事に功を奏しました。

GBP/JPY(30分足)
GBP/JPY(週足)

ポンド円、完全に上抜けましたね。
週足が確定しない以上、油断は禁物ですが、かなり強いチャートかな、と思います。

利食いの根拠としては、
1列目に関してはRR(リスクリワード)2:1の幅であることと、週足レベルのレジスタンス付近であったことが理由。
2列目に関しては保有も考えましたが、デイトレレベルでは十分な値幅と考え、170円の世界を見た後に利益確定。

リスクをとった甲斐がありました☺︎

それではまた明日!

火曜日(10月18日)

スケジュール

重要経済指標詳細

特になし

ごまぷいの「おはよう」短観(執筆6:00時点)

先日の東京時間の米ドル円は調整のような下げが続きましたが、欧州時間前に149円台の水準を回復、堅調な推移を見せました。

少し値動きが荒くなった18:00頃。米ドル円は一時、1円ほど急落しました。
断定はできませんが、為替介入のような値動き。しかしながら、押し目買いの餌食となり、結局レートを戻しました。
「金融庁ち日銀が連絡会を開き、意見交換を行った」との速報に、アルゴリズムが反応したと言われていますが・・・?

結局、米ドル円は米金利の上昇を支えに一時149.38の高値をつけましたが、その後は米金利の低下とともに伸び悩む展開。

米国債10年利回り
USD/JPY(4時間足)

米ドル円はこのままだと10日連続「日足陽線」となります。
強すぎ・・・(いや、逆に円が弱すぎ・・・)

ちなみに、明け方に発表されたNZの消費者物価指数ですが、何気にインパクトのある数字が出てました。

・前年比予想:6.6%→結果:7.2%
・前期比予想:1.6%→結果:2.2%

かなり強いですね。
NZは貿易はそこまでNZ安ドル高の恩恵を受けれていないものの、経済としては比較的堅調です。
NZの政策金利は現在3.5%。リーマンショック時は7%を余裕で超えていましたので、利上げに対する抵抗感はまだないでしょう。
11月の利上げ幅も75bpで決着がつきそうです。
NZ、少し注目してみましょう。

ごまぷいトレードチェック

・GBP/CAD(L):建値1.55781→1.55130(SL、65.1pips)×2

・保有中
 ・NZD/JPY(L):建値85.000→SL:83.930(107pips)×2
 ・EUR/CHF(L):建値0.98086→SL:0.97750(33.6pips)×2

いやあ、ポンカナ自信あったのですが音速で狩られました、もったいない。

GBP/CAD(30分足)

良いサポートをつくっての陽線ができた、と思ったのですが、残念ながら次の足でそれを下回る陰線が登場したので損切り。

今見てみるとただのレンジですね。やれやれ。

NZD/JPYのロングに関しては、4時間足レベルのダブルトップを意識して入ってみました。

NZD/JPY(4時間足)

エントリー位置が少し悪かったですね。
もう少し慎重に入るべきだったかもしれませんが、見立ては悪くないと思っています。

続いてユロスイ。

EUR/CHF(4時間足)

浅いストップで高値更新を狙ってのロング。うまくいけば高値を伸ばせるかな?と入りました。
ただ、長期では全然逆張りですね。そのためストップは浅くしてあります。
最近はユーロが堅調なので、中期レベルでトレンド転換してくれないかな〜なんて。

それではまた明日!

水曜日(10月19日)

スケジュール

重要経済指標詳細

・15:00〜消費者物価指数(イギリス)【予想値:9.9%、前回値:9.9%(前年比)】

《ロイター記事》
「英CPI、8月は前年比+9.9% 燃料価格下落で約1年ぶりに鈍化」(2022.9.14)
・英国立統計局(ONS)が14日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比9.9%上昇。燃料価格の下落を背景に、伸び率は40年ぶりの高水準だった7月の10.1%から2021年9月以来、約1年ぶりに鈍化した。
・「総合およびコアの英CPIは、まだピークには達していない。英中銀は引き締めを継続する必要があるだろう」
・8月のCPIは、食品・エネルギー・アルコール・たばこを除くコアベースでは前年同月比6.3%上昇した。伸び率は7月の6.2%から加速し、1992年以来の高水準となった。

・21:30〜消費者物価指数(カナダ)【予想値:6.7%、前回値:7.0%(前年比)】

《ロイター記事》
「カナダCPI、8月は前年比7.0%上昇 ガソリン安で伸び鈍化」(2022.9.21)
・カナダ統計局は20日、8月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比7.0%となり、上昇率は7月の7.6%から縮小したと発表。ガソリン価格低下と家賃上昇率が鈍化したのが全体を押し下げた。
・インフレ率はピーク時から緩和されているように見えるものの、カナダ銀行の目標の2%を大きく上回っている。BOCは物価高騰に対処するため、わずか半年の間に政策金利を計300bp引き上げた。
・「BOCによる利上げの効果が出始めていることをおそらく示唆しているが、決して終わったというわけではない」
・「BOCが10月に超大型の利上げをするリスクはいくらか軽減されたかも知れないが、まだ続ける必要があることは明らかだ」

木曜日(10月20日)

スケジュール

重要経済指標詳細

・9:30〜雇用統計(オーストラリア)

*新規雇用者数【予想値:2.71万人、前回値:3.35万人】

*失業率【予想値:3.5%、前回値:3.5%】

《ロイター記事》
「豪就業者数、8月は増加に転じる 失業率48年ぶり低水準付近」(2022.9.15)
・豪連邦統計局が15日発表した8月の雇用統計は、前月に予想外に落ち込んでいた就業者数が増加に転じた。失業率も48年ぶり低水準からわずかな上昇にとどまり、金利が上昇する中でも労働市場の底堅さを示す内容となった。
・失業率は3.5%で前月の3.4%から上昇。ただ、職探しをする人が増えたことが背景で、完全雇用と見なされる水準を依然として大幅に下回っている。
・雇用需要は旺盛。統計局の推計では、6月に埋まらなかった求人は48万500件で、失業者1人につき1件の求人があることになる。コロナ前は失業者3人以上につき1件の求人だった。

ごまぷいの「おやすみ」短観(執筆:2:30時点)

本日の東京時間はついに米ドル円が150円を突破
底堅い米国債10利回りを背景にドル高の独壇場でした。

ロンドン市場ではトラス英首相の電撃(?)辞任の話が入り、ポンド買いが先行するも、そこまで値は伸ばせず。
150円を突破した米ドル円もそこまでの勢いはなく、一時失速するも、結局現段階で150円手前まで戻す底堅さ。
もはや不死鳥です。東京時間同様ただの「ドル高」になり、株安・リスクオフ傾向。
この子にトドメを刺すのはどんな要因なんだろう・・・。

米国債10年利回り(日足)
USD/JPY(日足)

はい、現段階で12連続陽線となります。化け物です。

なにが化け物って、陽線の大きさです。ドカンとあげるわけではなく、本当に牛歩のように150円に接近。

クロス円はギリ陽線であるものの、完全にドルが足を引っ張っています。

明日は日本の消費者物価指数があります。円の動向が気になるところですね。

朝早いですが、しっかりと確認しましょう!

ごまぷいトレードチェック

・EUR/CHF(L):建値0.98086→0.98200(TP、11.4pips)×2(本日決済、火曜日から保有)

・保有中
 ・NZD/JPY(L):建値85.000(SL:83.930、107pips)×2(火曜日からエントリー)
 ・GBP/CHF(L):建値1.12826(SL:1.11900、92.6pips)×2(本日の新規)

ドル円がこの調子ですので、正直うーんという印象。
NZ円はようやく上値を切り上げたかと思えば、ドル円の急回復により失速。
RR1がギリ取れていないので建値にSLを置くか考え中です。
米ドル円がこんな感じだと、相関しないのが悩みの種。
もう米ドルが一服し、ドル売り・株高の相場にならないと厳しいのかもしれませんが、ここは辛抱強くキープしたいと思います。

ポンスイはエントリー条件が一応整っていたため、さっき入りました。

GBP/CHF(4時間足)
GBP/CHF(日足)

あわよくば日足長期移動平均線まで・・・?

ドル円のせいで僕自身も掻き乱されています。(笑)

それではまた明日!

金曜日(10月21日)

スケジュール

重要経済指標詳細

・8:30〜全国消費者物価指数(日本)【予想値:2.9%、前回値:3.0%】

《ロイター記事》(※上に記載のグラフは「総合指数」です)
「コアCPI、8月は+2.8%で14年10月以来の伸び 携帯要因はく落で」(2022.9.20)
・総務省が20日に発表した8月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は前年同月比2.8%上昇した。前月の2.4%上昇を上回って2014年10月以来の伸び率となった。携帯電話通信料の値下げの影響が一部はく落して指数を押し上げた。生鮮食品を除く食料も伸びが続いた。
・日銀が目標とする2%を上回るのは5カ月連続となった。消費増税の影響を除けば1991年9月以来の伸び率。
・コアCPIの対象522品目のうち、上昇が372品目、下落が110品目、変わらずが40品目。上昇品目数は前月の376品目を下回った。

ごまぷいの「おやすみ」短観(執筆:2:30時点)

本日の8:30、注目の全国消費者物価指数(日本)が発表されました。
まず結果はこちら↓

・全国CPI:予想+2.9%→結果+3.0%
・全国CPI(生鮮食料品除く):予想+3.0%→結果+3.0%
・全国CPI(生鮮食料品・エネルギー除く):予想1.8%→結果1.8%

以上のように、消費者物価指数(除く生鮮食料品)が31年ぶりの上昇率となりました。
さすがに、円安&資源高で輸入コストが高まっていることを鑑みれば当然の結果でしょう。
なお、日銀は金融緩和継続のようです。

そんな本日の東京時間は12:40頃、ドル円が前日高値150.28付近を突破、相変わらず「ドル高」相場となりました。
先日のNY時間ではFED高官のタカ派発言が相次ぎ、その流れを継続した形。
ただ、本日はブラックアウト期間前日であったこともあり、派手な動きはなく、ただひたすら上昇していく感じでした。

相場としては「為替介入は一体いつするんだ!」と言わんばかり。
もはやフェイクというか、覆面介入すら全くなく、ただただ、いつ見ても上げていたのは驚きました。

そんな中、迎えた欧州時間。
これまた驚く速報が、17:30頃入りました。

政府与党、20兆円以上の景気刺激策を検討、10月28日の閣議決定を目指す

20兆円、本気ですか?(笑)
某イギリスと違って日本の国家予算は通年100兆円規模ですから、少し話が違いますが・・・。
どうも、同じ道を歩みそうな気がしています。

19:30頃、ドル円は151円を余裕で突破。
もはやまとまった売りが散見されず、貫通していきました。
少しずつ陽線が大きくなり、「これは13日連続陽線確定か・・・」と思ったその時!

ドル円は152円手前で
FRBは11月FOMCで0.75%の利上げをし、12月以降に利上げ幅を縮めていくことをいかに織り込ませていくか議論する見通し
というNick(有名FRB記者)速報が入り、ドルが売られたことによりドル円は急落。

さらに23:40頃、それを後押しするかのように、我が国の為替介入
前回とほぼ同様、高値152円手前から146.200付近までの約6円幅の下落を見せました。
Nick砲もあったことですし、ドル円の売りには拍車がかかった印象。

USD/JPY(1時間足)
USD/JPY(日足)

日足で見たらクスッとしてしまいますが、ようやく日足陰線が登場しましたね。
これが、ドル円の転換点となるか、はたまたただの押し目となるか。
ドル円には相変わらず目が離せなそうです。

最後に米国債10年利回りはこちら。

米国債10年利回り(4時間足)
米国債10年利回り(週足)

ごまぷいトレードチェック

・NZD/JPY(L):建値85.003→85.777(TP、77.4pips)(火曜日から持ち越し)
・NZD/JPY(L):建値85.000→85.767(TP、76.7pips)(火曜日から持ち越し)
・NZD/JPY(L):建値85.138→85.973(TP、83.5pips)(本日新規)
・NZD/JPY(L):建値85.138→86.247(TP、110.9pips)(本日新規)
・GBP/CHF(L):建値1.12826→1.12533(SL、-29.3pips)(昨日から持ち越し)
・GBP/CHF(L):建値1.12826→1.12528(SL、-29.8pips)(昨日から持ち越し)

・保有中:なし

ようやく、火曜日から耐え難きを耐え、忍び難きを忍んだキウイ円が花開きました!
長かった、本当に長かったです。
本来は87円まではもっておきたかったのですが、為替介入の下げに反応し、全ポジ完全にクローズさせました。

キウイ円は本日、少し落ちてきたところをさらにロングエントリー。合計4列でした。

NZD/JPY(30分足)

まずまずだったと思います。
為替介入さえなければ・・・!という気持ちはありますが、今週は常に為替介入と隣り合わせでストレスフルでしたから、とりあえず、全ポジプラスで終えれてよかったです。
本日積み増したロングも上手くエッジがきいて、満足です。

なお、ポンスイは損切り水準に達していませんが、週末であったことも兼ねて一旦撤退させた次第です。

この為替介入がどう影響してくるか、来週も楽しみです!
それでは良い週末を!また来週☺︎

1週間のトレード総括

・勝率:66.7%

・総獲得pips:714.4pips(平均89.3pips)
・総損失pips:189.3pips(平均47.3pips)
→差益:525.1pips(損益率1.9)

ごま先生

無事に今週も勝てました!もしよかったらツイートにいいね・RTをお願いします!また来週〜

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この記事を書いた人

本業は中高社会科教員の兼業FXトレーダー。某投資会社と契約し、現在プロップトレーダーとして真摯に相場と向き合っています。本業のスキルを活かし、教員らしく、分かりやすいように経済指標や世界情勢をお伝えします。愛称は「ごま先生」。「損益より値幅」がモットーです( ¯꒳ ¯ )ᐝ

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