こんにちは、トレーダーのみなさん!
第1週はISM製造業・非製造業景況指数、ADP全米雇用報告、豪・NZ政策金利、そして目玉のアメリカ・カナダの雇用統計を通過しました。
それで一安心・・・、といきたいところですが、第2週の木曜日にはアメリカ消費者物価指数が控えております。
それらファンダメンタルズに関しては月曜の朝に更新しますので、少々お待ちください。
来週も「程よい」ボラティリティーを期待したいところです。
ではでは、怒涛の経済指標ラッシュの第1週を終え、第2週を迎えようとしているところで、先週足の分析を行なっていきましょう!
・・・と、その前に。先週から見てくださっている方も、今週から見てくださっている方も、こちらをまずご覧ください。
この記事は、下の記事の「答え合わせ」的な記事です☺︎
2022年第1週の振り返り・・・
通貨強弱を確認しておこう
さて、おなじみの通貨強弱チェックの時間です。
さくっと振り返っておきましょう!
この通貨強弱はFX-Laboさんから引用いたしました。
簡単な振り返り
上の通貨強弱を見ながら、先週を簡単に振り返りましょう。
全体的に見て、月曜日(10/3)から木曜日(10/6)までリスクオンのような相場だったことが推測できます。
オセアニア通貨を始めとした資源国通貨が強く、ドル・円・フランがマイナス圏にいるような相場は大体リスクオンですね。
ただ、オーストラリアに関しては、火曜日に行われた政策金利において、予想50bp利上げのところ、「25bp利上げ」というスーパーネガティブサプライズ案件が入り込んできましたので、相対的に軟化しました。
対してNZドルはオーストラリアと違って予想通り50bp利上げを行なったどころか、「75bpの利上げも検討していた」といった発言もあったことから、週を通して堅調。
続いて、1週間弱かったスイスフラン。これは週明け早々(というより先週からうっすらと)、クレディ・スイスというスイスのチューリッヒに本社を置く超大手欧州系投資銀行の件が絡んでいるようです。
記事とは大きく外れる話題ですので、簡潔に書くと、2022年上半期にマイナス19億フランの損失を計上した上に、年間の見通しがマイナス30億フランとなるという速報が流れてきたということです。
「クレディ・スイス損失、年30億ドルに膨らむ可能性=ムーディーズ」(ロイター、2022.10.7)
少ししか調べてないけれど「やばい」のがわかります。
とはいえ、超大手ですから、そう簡単に潰れたりはしません。潰れそうになったら国が助けるでしょう。
あくまで時間の問題では?という感想です。引き続き注視していきたいところ。
さてさて、脱線しましたので話題を元に戻しましょう。
このようなリスクオン雰囲気をまとって迎えた金曜日の雇用統計。
結果としては
・非農業部門雇用者数:予想25.0万人→結果26.3万人
・失業率:予想3.7%→予想3.5%
・平均時給:予想5.1%→結果5.1%
ということで、一見「結果良いじゃん!リスクオン継続!」と思いたいところですが・・・。
そういうわけにはいかなかったのが面白いところです。
その簡単なメカニズムは以下の記事の「金曜日」の「ごまぷいの『おやすみ』短観」をご覧ください。
最後に、一つだけやたら存在感のある通貨、カナダドルに触れておきましょう。
アメリカの雇用統計の裏で、カナダの雇用統計も発表されていました。
結果を見ると
・新規雇用数:予想2.00万人→結果2.11万人
・失業率:予想5.2%→5.4%
うん、誰がどう見ても堅調です。
そして、それよりもカナダドルが強かった背景はこれではないでしょうか。
なんと、原油様、5連騰です。先週は上げっぱなし。
ようやくコモディティーが落ち着いてきて、インフレも少しは・・・となるかと思いきやの切り返し。
これ100ドル超えたらまた地獄ですよ・・・。原油も目が離せません。
そして、そんな中で来週の消費者物価指数。注目が集まりますね・・・。
遂に決着の時!豪ドルを売れ!
記事のサムネで大体察しましたか?(笑)
もういいでしょう。先週の月初めで僕書きました。
「豪ドルを売れ、対カナダドル・スイスフランで。」と。
あ、先週確認していない方は是非・・・(しつこいw)。
もういいでしょう!売る時が、決着の時が来たでしょう!
正直なところ、先週はずっと売り場を探していました。
先週はスイスフランがあまり振るわなかったことで、AUD/CHFに関しては1度損切りが入り、AUD/CADに関しては建値決済。
おいおい、記事にしたの間違いだったか・・・?
いいや、そんなことはありませんでした!それでは、早速分析していきましょう!
分析の前に・・・
ここからは、あくまでファンダメンタルズを一切度外視し、ローソク足のみで判断します。
また、チャート上には2つの移動平均線を表示しており、短期(オレンジ)の期間は12、長期(青)の期間は200とします。
推奨度は☆☆☆(高)〜☆(低)です。
※トレードはあくまで自己責任でお願いいたします。本記事を元に生じた、トレードの損失は補償いたしません。あくまで参考レベルに留めください。
激推し通貨ペアの紹介
AUD/CAD(推奨:ショート、推奨度:☆☆☆)
絶妙な週足のオジカナ。
2022年7月頃のサポートで止められていますが、よく見ると確かに数pips下割れしています。
前回のテクニカル分析の記事では、水色水平線(2022年8月高値)を背に売る戦略ですが、それはあくまで月足レベルの話。
そこを上に抜けるまでは「下目線」ということです。
無事に年初来安値も更新したということで、ガンガン売りを仕掛けていきたいです。
とりあえず来週は、10月第1週足の高値(0.89110付近)を超えるまでは売り続けます。
すでに僕自身は0.87700付近でショート入っており、週を持ち越しています。
プラススワップなので安心ですね。
目標は0.82920(ピンク水平線)です。それまではしつこく売ります。
EUR/AUD(推奨:ロング、推奨度:☆☆)
かなり強い上昇圧力があるユーロオージー。
ウクライナのごたごたで下げたユーロ売り分を完全に回収し、「年足で見れば超絶下髭陽線」です。
もし、先週は押し目の意味での下髭陰線なのであれば、ロールリバーサル(レジサポ転換)と捉え、買っていきます。
まず大前提として、先週足の高値を超えること。
この条件が整わない限り、まだ「上抜けした」とは言い難いですが、先週の安値(1.70710付近)を下抜けしない限り、買い場を探します。
1.80000付近がどうも意識されていそうですね。まずはそこを目標にしていきたいところです。
AUD/CHF(推奨:ショート、推奨度:☆☆)
先週は1度損切りを余儀なくされたオジスイ。
というのも、余計なことに先々週の高値を超えたんですよね。
この高値を超えると、サポートブレイク失敗の線も浮上してきましたので、損切りしました。
が!この週足は売れるでしょう。
とりあえず、ユーロオージーと同様、先週の安値(0.63040付近)を更新してはじめて売れると思います。
これも、「ロールリバーサルの確認」と捉えます。
割れた暁には売りスタートです。まずは先週高値(下の水色水平線、0.64800)を背にして。
ただ、先週も書きましたが、きついマイナススワップです。
トレードは計画的に。
AUD/USD(推奨:ショート、推奨度:☆)
週足上髭陰線のオジドル。
こんなの先週足の高値(0.65473)を背に売りたいところなんですが・・・。
来週は消費者物価指数(CPI)が木曜日に控えているのが、どうしても気になるので☆は一つ。
ファンダメンタルズは気にしないのがこの記事ですが、さすがに相場への影響が最近大きすぎるので考慮します。
ただ、目立つようなサポートラインがまったくありません。
目標は0.58000付近。今から750pips下です。リスクリワードを考えれば十分売っていいと思いますが、少し目線は長くなります。
僕もしつこく売り続ける予定です。
EUR/USD(推奨:ショート、推奨度:☆)
先週も掲載したユーロドル。
現在1989年6月のサポートに支えられています(自分で書いてて笑ってしまいますが、無理やり引っ張ったサポートで、そこまで意味ないと思います。)
週足を見ても、パリティー(1.00000)は相当意識されている模様。
先週はパリティーで折り返してきました。
もはやパリティーを背に売ればいいのでは?と思うのですが、オジドル同様、来週はCPI絡みのフローがドルストレートには気になるところですので、「ショートでいいと思うが☆一つ」とします。
GBP/USD(推奨:ショート、推奨度:☆)
ポンドルも、ユーロドルとまったく同じです。
ちなみにサポートは1985年2月から引っ張ってきていますが、これに関してはユーロドルと事情が違います。
それは、このレートを下回ると「史上最安値」だからです!
これは衝撃的です。
このハイボラティリティーのポンドに売りを浴びせ、「史上最安値」の景色を見たいトレーダー、集え!
ちなみに僕は多分静観します。普通に怖いです(笑)
週足見ても売っていいと思いますけど・・・。
ただ、反発もまあまあ強く、1000pipsくらいMAXで上がってますからね・・・。
まとめ
長い記事でしたが読んでいただき、ありがとうございました。
今週のごまぷい激推し通貨ペアは、先週に引き続き「オジカナ」です!
というか、オセアニア通貨売り!!!
さあ、このアザラシごまぷいが、コアラ(豪ドル)を狩りに行くときが来るか!?
それではまた来週、がんばりましょう!