トレーダーのみなさん、こんにちは!
2022年11月の最終週、および12月第1週となりました。
激動の2022年も残り1ヶ月。時が経つのは本当に早いですね。
さて、今週はアメリカも休日明けで、今年ラストスパートの週となりそうです。
経済指標も目白押し。木曜日のPCEデフレーター、金曜日のISM、雇用統計は何といっても注目でしょう。
他にもブラックアウト期間を前に、FED高官の発言も相次ぐ予定です。
また、今週の水曜日は月末ロンドンフィキシングです。
11月を通してドルは売られ気味でしたから、巻き返しがあるかもしれません。
いずれにせよ、月末週、月初週のブッキング週ですから、トレードは気をつけていきたいところです。
それでは!今週も頑張っていきましょう!
この記事では、毎日朝8時までに「ごまぷいの『おやすみ』短観」として、その日の相場の振り返りコメントを、「ごまぷいトレードチェック」では、筆者ごまぷい自身のトレード結果・ポジション報告を随時更新していきますので、ぜひ毎日チェックしてくださいね!
2022年11月第4週の振り返り・・・
1週間の通貨強弱をグラフで!
簡単な振り返り・・・
先週は木・金とアメリカが休場でしたので、どちらかというとボラがある週ではありませんでしたが、やはり通貨強弱をこうして振り返ってみてみると、割とはっきりしていたな、という印象。
例えば、NZD。
この通貨に関してはもう、ブログ立ち上げ当初(10月)から買いと言い張ってきていますが、先週は政策金利&声明発表を受けて更に確固たる地位を築きました。
これでNZの政策金利は75bp利上げして4.25%。
主要国通貨でトップとなりました。
これで「まだ利上げ余地がある」というものですから、驚きです。
引き続き、強い展開になると思います。
先週はポンドが最も強かったですね。
これは水曜日の製造業・サービス業PMIが影響したと思われます。
とはいえ、CPIは依然として高止まり、PMIも別に50を超えた訳ではなく、予想より少し高かっただけ。
強かった理由は、どちらかというと「一旦の悪材料出尽くし」なのでしょう。
にしてもあの急激なポンド安、懐かしく感じますね。
あの落ちるナイフを素手で掴みに行った人、おめでとうございます。(笑)
あとは特にドルが弱かったですね。
ドル円はついに「ロング」が捕まっている相場に変貌していたようです。
アメリカのCPI・PPIは既に鈍化した事実があり、今週のPCEデフレーターもおそらくインフレ鈍化を示すでしょう。
さらに来週の土曜日からはブラックアウト期間ですのでドルが弱い地合いは続きそうです。
「ブラックアウト期間」は、中央銀行政策決定会合のメンバーが政策決定会合の前後の時期に、金融政策に言及してはならないというルールです。
アメリカは、FOMCが開催される週の前々週の土曜日からとなります。
つまり、今年最後のFOMCは12/13・14ですので、来週の土曜日からなわけです。
なぜこんなルールがあるかと言えば、「政策金利発表の効果が薄まるから」です。
関係者がFOMC直前まで、あちこちで政策金利について発言していたら、流石におおよその予想がついてしまいますからね。
さて、話が逸れましたが、今の所、ドルを買う材料も出尽くし感が否めません。
こちらのチャートはアメリカの長短金利差を示したチャートです。
もっと言えば、長期金利(10年)ー短期金利(2年、「政策金利」)です。
通常、利回りというものは、「長期の方が高い」ものです。
2年お金を貸して得る利子よりも、10年貸して得る利子の方が高いのは当然ですよね。
ただ、それが今、逆転しているわけです。
いわゆる「逆イールドカーブ」というもの。
これは景気後退を示すシグナルとしてよく利用されます。
つまり、アメリカの景気を長い目で見ると、現状の政策金利等の影響を鑑みても良くなるとは思えない、ということです。
僕はこれ、実はブログを書く前からずっと気にしていたのですが、最近もっと下に掘るようになってしまいましたね。
景気というものは良くなったり、悪くなったりを繰り返すものですから、仕方ないことなのかもしれないですが、冷静に少し怖いんですよね。
というのも、チャート上にオレンジの◯をつけたところに注目。
1989年の◯は、おそらくですが1987年のブラックマンデーによるもの。まさに今と同じです。
急激に冷え込んだ景気を刺激するために金融緩和→金融引き締めの流れを受けたものかと。
2001年、9.11の同時多発テロ。2007〜2008年、リーマンショック。
逆イールドカーブが良い影響を及ぼすことなんて一つもないんですよね。
来年以降、この長短金利差もたまには見ておこうかと思います。
少々、いつもより話が長いですが、最後にカナダドル。
この通貨はここ最近、かなり弱いです。
原油の下落を受けてるのだと思いますが、その原油がかなり崖っぷちレート。
来週以降、サポートを割って下抜けするか、はたまた反転するか。要注目です。
個人的には下がると思っています。
月曜日(11月28日)
スケジュール
・アメリカ、感謝祭明け
重要経済指標詳細
特になし
ごまぷいの「おやすみ」短観(執筆:3:00時点)
今週の週明けは、中国のゼロコロナ政策(笑)への不満から抗議デモへ拡大していることを受けて、完全リスクオフ。
円・ドル買い、オセアニア売りとなりました。
原油に関しても大幅安。先日振り返り(上記)で書いた通りです。
また、この煽りを受けて、中国鄭州市Foxconn工場においても暴動が起きており、iphoneが600万台減産するという話も出てきていますね。
さすがに政治的・経済的に先行き不透明すぎます。
「『ゼロ』コロナ」って・・・(笑)
これを受けてドル円は11/15のPPI発表時安値を割り込み、安値を更新したものの、大幅に下落することはなく、現在は持ち直しています。
その後の欧州時間、今日はやたらユーロが強かったですね。
追加利上げの話はもともとあったわけですが、それに関しての言及があったからでしょうか。
少し調べてみましたが、これといった理由が見つかりません。
現在、NY市場ですが、そこまで大きな値動きはなく、穏やかな相場。
今週はイベントがまだまだありますので、月曜日くらいはゆっくりしましょう。
なお、要人発言ありましたので、それだけ掲載しておきます。
・ウィリアムズ;NY連銀総裁
「来年のインフレ率、3〜3.5%に減速すると予想」
・ブラード;セントルイス連銀総裁
「FOMCの政策金利、5〜7%レンジの下限に到達する必要」
「市場はFOMCがより積極的になるリスクを過小評価している」
「FOMC政策金利、2024年入り後も利上げを継続する必要があるかもしれない」
最後に米国債10年利回りを見ておきます。
やや弱いというところでしょうか。
引き続き要注目です。
ごまぷいトレードチェック
・トレードなし。
月末週・月初週ですから、無理せずいきたいと思います。
月次の目標は達成しているので、下手に減らすよりは静観、というスタンスで臨みます。
今週は指標だらけでトレードは控えめ予定・・・
火曜日(11月29日)
スケジュール
重要経済指標詳細
特になし
ごまぷいの「おやすみ」短観(執筆:3:00時点)
本日の東京市場は、中国における新型コロナ新規感染者数減少や大規模デモ収束が好感され、序盤はリスクオンで円売り、資源国通貨高の展開となりました。
正直なところ、中国の騒ぎはこの程度では落ち着かないと見ていますが、案外デモ隊も政府も落ち着きどころを探しているのかもしれませんね。
香港ハンセン指数も大幅に上昇し、月曜日のリスクオフに伴う売りは全戻し。
その後、22:00に発表されたドイツCPIは
・総合指数:予想10.4%→結果10.0%(前年比)
ということで、鈍化傾向を示唆。
いよいよ欧州もインフレピークアウトか?と思わざるを得ない結果です。
明日は欧州のCPIがありますから、こちらも要チェックしておきましょう。
23:45頃、怪しい報道が来ました。
「アマゾン、大型起債を計画と一部報道」
アマゾンは今年4月に127.5億ドル(約1.7兆円)社債発行・資金調達していたようです。
債権市場では米国債が売られ、米長期金利は3.75%へ上昇、ドル円も138.800円へ、日中の下げを全戻しした形となりました。
なるほど。
多少の反発ですね。そりゃこの位置はさすがに入りますか。
明日は久しぶりに数多くの経済指標が控えていると同時に、月末ロンフィクです。
トレーダーのみなさんはお気をつけて取引なさってください。
ごまぷいトレードチェック
・AUD/CAD(L):建値0.90070→0.91030(TP、94pips)
・AUD/CAD(L):建値0.90070→0.91070(TP、100pips)
月末ということもあり、本来は伸ばすところでしたが全決済しました。
今日は豪ドルが強く、相手としては売り推奨のカナダでうまくとることができました。
ちょうど、水色水平線の日足レベルのレジスタンスで利益確定。
損切りは60pipsで設定していたので、RR1.5取れてますから、月末にしては上出来かなと思っています。
明日は月末なので、ノートレード、さらに、木曜・金曜も月初&経済指標祭りなのでトレードは控えようと思っています。
それではまた明日!
11月最後に100pips取れたのは良かったなー!
水曜日(11月30日)
スケジュール
・五十日
・月末ロンドンフィキシング
重要経済指標詳細
・19:00〜消費者物価指数(欧州、速報値)【予想値:10.4%、前回値:10.6%(前年比)】
*コア部分【予想値:5.0%、前回値:5.0%(前年比)】
《ロイター記事》
「ユーロ圏CPI、10月改定前年比+10.6% エネルギー高で過去最高」(2022.11.17)
・欧州連合(EU)統計局が17日発表したユーロ圏の10月の消費者物価指数(HICP)改定値は、前年比上昇率が10.6%だった。速報値の10.7%からわずかに下方修正されたが、エネルギー価格高騰を背景に過去最高水準となった。
・前年比上昇率のうち4.44%ポイントはエネルギー、2.74%ポイントは食品・アルコール・タバコだった。エネルギー価格は前年比41.5%上昇した。
・欧州中央銀行(ECB)がコアインフレ率と見なす、エネルギーと未加工食品を除いたインフレ率は、前月比0.7%上昇、前年比6.4%上昇。
・22:15〜ADP全米雇用報告【予想値:19.7%、前回値:23.9%】
《ロイター記事》
「米ADP民間雇用、10月23.9万人増で予想上回る サービス業好調」(2022.11.2)
・企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が2日発表した全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は10月に23万9000人増加した。予想以上の増加で労働市場の強さが改めて示された。
・今回の報告で示された民間雇用の回復は、レジャーと接客業を中心としたサービス業に集中。財生産部門では、借入コストの急上昇が重しになり雇用が減少した。
・「FRBが進める政策を受けた需要減退の初期の兆候が見られる」「影響を受けているのは一部の業種に限られている」
ごまぷいの「おやすみ」短観(執筆:1:30時点)
本日の東京市場もかなり神経質な相場となりました。
恒例の仲値に向けてドル円が上昇を見せたものの、長続きせず。
動き出したのは16時ごろ。
一部通信社が中国・広州市が複数の地区で新型コロナウィルスの感染予防ルールを緩和したと報道。
これを受けて豪ドルが強含みました。
そして本日注目の一つであった欧州の消費者物価指数。結果は以下の通り。
・総合指数:予想10.4%→結果10.0%
・コア指数:予想5.0%→結果5.0%
ということで、ようやく欧州もインフレ鈍化の兆しを見せたことになりました。
インフレが数字上で収まっていないのは、あとは日本くらいでしょうか。
その後、22:15のADP全米雇用報告では以下の通り。
・予想:20.0万人→結果12.7万人
これを受けてドル円は30pips程度下落。ドル売りでした。
とはいえ、ADP(笑)ですから、すぐに全戻し。
早く信頼される指標になってくださいね〜。
ADPののちに発表されたGDP(改定値)もJOLTS求人も予想より良く、ドル買いが入り、軒並みドルスト下落しています。
11月のロンフィクはさすがにドル買いでしたね。
指標とうまくタイミングが合いましたが、あれだけ月を通して売られた訳ですから買い戻しが入るのも頷けます。
米国債10年利回りも上がってますし、文句なしのドル高ですね。
未だ直近高値は超えてませんのでどっちつかずの相場ですが、今週は指標ウィークですので、これに決着がつくと12月はやりやすいな、と思います。
明日はPCEデフレーターです。
この指標も鈍化すれば、インフレ指標3点セット、CPI・PPI・PCEが鈍化したことになりますので、要注目です。
その他、ISMもありますから、明日は大忙し。
月初ですので気を引き締めて頑張っていきましょう!
ごまぷいトレードチェック
・トレードなし
約束通りトレードなしです。
明日も月初ということで、ノートレード。さらに金曜日も雇用統計ですのでこちらも休んでいいかな、と思っています。
またトレードは来週からですね。
それではまた明日!
木曜日(12月1日)
スケジュール
重要経済指標詳細
・22:30〜PCEデフレーター【予想値:6.0%、前回値:6.2%(前年比)】
*コア部分【予想値:5.0%、前回値:5.1%(前年比)】
《ロイター記事》
「米個人消費支出、9月は0.6%増で予想上回る 高インフレ続く」(2022.10.28)
・9月のPCE価格指数は前月から0.3%上昇。8月も同じ伸び率だった。9月の前年同月比は6.2%上昇し、8月の伸び率と同じだった。
・FRBは物価の指標としてPCE価格指数に注目しており、上昇率を前年比2%へ引き下げることを目指している。
・「インフレが懸念される中でも消費は継続しており、もう四半期は経済成長が続く」
・「需要の鈍化が要因でインフレ圧力が短期間に収束する可能性はない」
・「このところの消費支出の増加は、パンデミックの間に家計が積み上げた『過剰貯蓄』の取り崩しに支えられている」
・24:00〜ISM製造業景況指数【予想値:49.7、前回値:50.2】
《ロイター記事》
「米ISM製造業景気指数、10月は約2年半ぶり低水準 需要が低迷」(2022.11.2)
・米供給管理協会(ISM)が1日発表した10月の製造業総合指数(NMI)は50.2となり、2020年5月以来、約2年半ぶりの低水準となった。
・投入価格指数が7カ月連続で低下した。米連邦準備理事会(FRB)の利上げにより財(モノ)の需要が冷え込んだ。
・50を超える数値は、米経済の11.9%を占める製造業の拡大を示している。
・ISMの個別指数のうち、新規受注指数は9月の47.1から49.2に上昇した。利上げの影響が出始めている中でも、消費はある程度堅調であることを示した。
・供給業者の納入を示す指数は9月の52.4から46.8に低下。50を下回ったのは16年2月以降で初めて。サプライチェーンの混乱が収束しつつあることがうかがえる。50を超えると工場への納入が遅くなることを示す。
・「インフレ圧力は今やサービス部門に移っている」
ごまぷいの「おやすみ」短観(執筆:2:00時点)
本日の東京時間は、先日明け方のパウエルFRB議長による発言の煽りを受けてドル売りが継続しました。
発言を振り返ると
「経済活動の成長は長期的なトレンドを大幅に下回っており、これを維持するする必要がある」
「金利のピークは9月時点の予想より幾分高いだろう」
「景気を抑制する政策は当面の間必要となるだろう」
「利上げペースを緩める時期は早ければ12月になる可能性」
「利上げペースを緩めることは理にかなっている」
「物価安定の回復にはまだ長い道のりがある」
「10月のインフレデータは驚き。インフレが実際に低下しているという安心感を与えるには多くの証拠が必要」
「インフレの先行きは依然として不確実」
これを受けてドルは大幅に下落。
月末ロンドンフィックスにドル高の展開だったこともあり、ドルロングのはしごを外された形。
僕自身も朝驚きました。
これで12月のFOMCは50bp利上げで確定でしょう。
この流れを引き継ぎ、東京時間にドル円は135円台まで下押し。
ドル安の下落だったのでユーロドルを始め、ドルストは上昇しました。
欧州時間はそこまで特記事項はなし。
問題はNY時間22:30のPCEデフレーターでした。
・PCEデフレーター:予想6.0%→結果6.0%
・コアデフレーター:予想5.0%→結果5.0%
これで無事に(?)インフレ指標3点セット全てが「鈍化」を示したことになりました。
たかが1ヶ月ですが、大きな1ヶ月でしたね。
そしてISM製造業景況指数もありました。
・予想:49.8→結果49.0
おや・・・。
ついに節目の50を割り込みました。
久しぶりですね。2020年の6月に43.1を叩き出して以来です。
相場としては大きく動きませんでしたが、個人的には驚きです。
ついに来ました、3.57ライン!
ここを凌げるかどうかで世界が変わります!
さあ、明日は今年最後の雇用統計!
22:30にトレーダーは集合です!
ごまぷいトレードチェック
・トレードなし
結局入り場はありましたが、見逃しました。
月初であったのもそうだし、明日には雇用統計もありますし。
もうここまで来たら今週はノートレード貫いていいかな、と思っています。
もちろんチャンスがあればエントリーはするつもりです。
12月もそこまで長くないですからね。
もしかしたら雇用統計後、いい足が出ればエントリーして持ち越すかもしれません。
それではまた明日!
金曜日(12月2日)
スケジュール
重要経済指標詳細
・22:30〜雇用統計(アメリカ)
*非農業部門雇用者数【予想値:20.2万人、前回値:26.1万人】
*失業率【予想値:3.7%、前回値:3.7%】
《ロイター記事》
「米雇用者数、10月26.1万人増で予想上回るが失業率は3.7%に上昇」(2022.11.4)
・米労働省が4日発表した10月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は市場予想を上回ったが失業率は3.7%に上昇、労働市場の緩みを示した。連邦準備理事会(ERB)による12月以降の利上げ幅縮小が可能なことを示唆する内容となった。
・非農業部門雇用者数は26万1000人増。9月の増加幅は前回発表の26万3000人から31万5000人に上方修正された。ロイター調査によるエコノミスト予想は20万人増、レンジは12万人ー30万人増だった。失業率は9月の3.5%から3.7%に上昇した。
・時間当たり平均賃金は前月比0.4%上昇、9月は0.3%上昇だった。日数の変化が影響したとみられている。
・22:30〜雇用統計(カナダ)
*雇用者数【予想値:1.00万人、前回値:10.83万人】
*失業率【予想値:5.3%、前回値:5.2%】
《ロイター記事》
「カナダ10月雇用増、市場予想の10倍 失業率横ばい」(2022.11.5)
・カナダ統計局が4日発表した10月の雇用者数は前月比10万8300人増となり、増加幅は1万人を見込んでいた市場予想の10倍超となった。失業率は5.2%と横ばいだった。
・「カナダ銀行(中央銀行)の12月の次回政策決定会合までには他の指標も出てくるものの、雇用者数の急増は再び50bpの利上げの可能性を示唆している」
・中銀は先週、政策金利を50bp引き上げて3.75%とすることを決定。さらなる引き上げが必要となる見込みだが、金融引き締め政策の終わりに近づいていると表明していた。
・今回の雇用統計は、中銀が12月にも大幅利上げを決めるとの金融市場の予想を後押しし、50bp利上げの可能性は70%近くになった。政策金利は来年序盤の4.5%が最終到達点になると見られている。